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Moto2™クラス:2012年前半戦レビュー

サマーブレーク期間に2012年シーズンの前半戦を評価。第1弾として、3年目を迎えたMoto2クラスを振り返る。

開幕戦カタールGPは、2011年シーズンの上位陣、ランク2位のマルク・マルケス、ランク3位のアンドレア・イアンノーネ、ランク5位のトーマス・ルティ、プレシーズンのテストで安定して上位に進出したポル・エスパルガロが優勝争いを展開。昨年10月の第17戦マレーシアGPで転倒を喫して、二重視力の障害により、2度のオフィシャルテストを欠場したマルケスが、ポールポジションから0.061秒差で競り勝ったが、ルティに対するパッシングに警告が与えられた。

第2戦スペインGPは、終盤の雨により赤旗が提示され、中止が宣告される前のラップで1番手を走行していたエスパルガロが中量級で初優勝。グランプリに復帰した中上貴晶が自己最高の2番グリッドからベストリザルトの5位を獲得した。

第3戦ポルトガルGPは、マルケスが最終ラップの攻防に競り勝ち、3連続0ポイントだった昨年と比較して、タイトル獲得に向けて好発進。ヘレスのウェットセッションで好走を見せたヨハン・ザルコが、4位に入り、新人勢の中で頭角を現した。

第4戦フランスGPは、雨により、14人が転倒、12人がリタイヤを喫した中、ルティが今季初優勝。今季のタイトル候補の1人に挙げられていたフリアン・シモンが、ラスト200メートルで電子制御のトラブルにより止まってしまったバイクを押して完走。マルケスは転倒リタイヤにより、ランク2位に後退した。

第5戦カタルーニャGPは、イアンノーネが0.083秒差で競り勝ち、2年前のペナルティを科せられたうっ憤を晴らすと共に地震の被害者たちに今季初優勝を捧げれば、2位に入ったルティは、中量級で初めてポイントリーダーに躍り出た。

地元出身のマルケスとエスパルガロは、優勝争い中に接触。マルケスは3位、エスパルガロは転倒リタイヤに終わったが、レースディレクションはマルケスに対して1分間のペナルティを科せた。しかし、FIMスチュワードが裁定をキャンセル。国際規律法廷は、FIMスチュワードの裁定を支持した。

第6戦イギリスGPは、エスパルガロが周囲の雑音を断ち切る高い集中力で、フリー走行1から圧倒的な速さを見せ、キャリア初のポール・トゥ・フィニッシュを達成。3位のマルケスがポイントリーダーに返り咲いた。

第7戦TTアッセンは、オープニングラップでエスパルガロとルティが接触転倒。マルケスが最終ラップにイアンノーネを逆転して、今季3勝目。

第8戦ドイツGPは、マルケスが2連勝で今季4勝目。20歳未満の最多優勝タイ記録に到達した。

前半戦最後となった第9戦イタリアGPは、イアンノーネがエスパルガロを0.090秒差で競り勝ち、熱狂のムジェロを鎮火させれば、中上がキャリアのベストパフォーマンスを見せ、7位に進出した。

前半戦を終了して、ポイントリーダーのマルケスは、4勝を含む7度の表彰台を獲得。2勝を含む5度の表彰台を獲得したエスパルガロと2勝を含む4度の表彰台を獲得したイアンノーネに34ポイント差のアドバンテージを広げ、ランク4位のルティが40ポイント差、ランク5位のスコット・レディングが67ポイント差に位置。

ランク6位のミカ・カリオとランク7位のブラドリー・スミスは、全戦でポイント圏内に進出。ランク8位のクラウディオ・コルティとランク9位のドミニケ・エジャーターは、全戦で完走を果たした。

ランク14位の中上は、第4戦フランスGPの転倒リタイヤを除き、8戦で完走、5戦にポイント圏内に進出すれば、高橋は7戦で完走。第9戦イタリアGPでコースアウトから巻き返した17位がベストリザルト。

新人王部門は、ザルコがランク12位のトップ。転倒ランキングでは、アクセル・ポンスが15回でトップ。13回のマイク・ディ・メッリオとマックス・ノイキルヒナー、12回のラタパー・ヴィライロー、10回のエレナ・ロサールが続く。

3年目のシーズンを前に、複数のチームが車体を変更。開幕戦後には、シモンがFTRからシューターに乗り換えることを決断すると、第4戦フランスGPで、ジノ・レアとヴィライローがモリワキからシューター、アンヘル・ロドリゲスがFTRからビモータにスイッチ。第7戦TTアッセンで高橋とアレックス・デ・アンジェリスがシューターからFTR、第9戦イタリアGPでは、QMMF・レーシングのアンソニー・ウエストからモリワキからスピードアップにそれぞれ変更。

コンストラクター部門のランク1位、シューターとランク2位のカレックスは、クラス最多の9台を投入。モリワキは4台から1台に減少した。

成績不振により、バイクだけでなく、ライダーの交代も相次ぎ、デスグアセス・ラ・トーレ・SAGは、第6戦イギリスGP後にアンヘル・ロドリゲスを解雇。開催地での走行経験を考慮して、ダミアン・カドリンとマッシモ・ロッコリを起用したが、第11戦インディアナポリスGPからは、Moto3クラスに参戦していたマンセル・シュレッターを抜擢する予定。

S/マスター・スピード・アップは、資金難を理由にディ・メッリオを解雇。第8戦ドイツGPからアレッサンドロ・アンドレオージを起用すれば、MZ・レーシングは、負傷のアレキサンダー・ルンドの代役にディ・メッリオを起用したが、ルンドが不服を訴えたことからパートナーシップが決裂。ディ・メッリオを継続起用する。

マプフレ・アスパル・チームは、トニ・エリアスと合意の上で第9戦イタリアGP後に契約解除。後半戦からジョルディ・トーレスを再起用することが決定している。

Tags:
Moto2, 2012

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