CRTの初代王者を争う地元アスパル・チームの両雄。エスパルガロが、ド・プニエにコンマ5秒差のアドバンテージを広げる快速を見せ、グランプリでの初タイトル獲得に大きく前進した。
パワー・エレクトロニクス・アスパル・チームのアレックス・エスパルガロは、最終戦バレンシアGPの公式予選で10番時計。ランディ・ド・プニエは12番時計を記録。CRTのタイトルを賭けて、シーズンのラストレースに挑戦する。
フリー走行3で16番手だったエスパルガロは、週末初のドライコンディションとなった公式予選で、2013年型のARTを初投入。タイムアタックで今年型に乗り換えると、1分32秒台を2回記録して、第8戦ドイツGP以来となる10番手に進出した。
「グッドな予選にすごく嬉しい。試したかった来年型のマシンを準備して、週末初のドライで投入した。バイクは新しく、ポテンシャルがあり、旋回が良いけど、走り込みが必要だ。」
「セッション中盤に現行型に乗り換えた。この決断は正解だった。最後のコースインは、すごく快適で、速く走ることができた。CRTのベストだったから、CRTの最高位に向けて、モチベーションが高まる。ここ4戦はチームメイトに勝ったけど、明日が重要。全力を尽くす」と、意気込みを語った。
フリー走行2で1番時計を記録したド・プニエは、午前のプラクティスで8番手。午後には1分33秒台を3回記録したが、チームメイトから0.512秒差の12番手だった。
「週末は上手く行っている。チームメイトとバトルを展開して、明日もナイスなバトルで主役になりたい。昨日からリアが大きく滑り、バイクのコントロールに苦しむ。セッティングを幾つか変更してみたけど、期待していた成果が得られなかった。明日も仕事を続け、この不便を解決できれば、ドライでもウェットでも準備が整う」と、状況を説明した。
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