J.エリソン:「CRTが正解だと証明するためには数戦が必要だ」

Thursday, 26 January 2012

新規参戦のポール・バード・モータースポーツから2006年以来6年ぶりにグランプリに復帰するエリソンは、Moto2クラスに続き、CRTの成功を疑わず、CRT勢のベストライダーを目標に、新たな挑戦に向けて期待を膨らませた。

ポール・バード・モータースポーツからMotoGPクラスへ復帰が決まったジェームス・エリソンは、CRTクレイミング・ルール・チームとして、アプリリアのプロトタイプマシンを使用。ヘレス・サーキットで予定されている2月20日の初テストから2012年シーズンに向けて、本格的な準備を開始する。

クルー体制は英国スーパーバイク選手権で一緒だったスタッフたちで構成されるようだけど。
ミック・シャンリィをチーフクルーとして招集できた。彼とは2年間一緒に働いただけでなく、4年間チームメイトとして参戦した経験がある。フィル・ボーレイはチームリーダーであり、技術面の準備も担当する。僕のナンバーワンメカニックであるデヴィッド・パークスも加わった。良く知っているスタッフたちだから、ものごとが簡単に進むだろう。やるべき開発作業が沢山あるけど、メカニックがライダーを知らず、理解しないという重要なリスクの1つを回避した。

バイクに関して把握していることは?エンジンはアプリリアだけど、シャーシは?
ARTと呼ぶ。MotoGPのために特別に製造した。僕が知っているところでは、僕たちがエンジン、シャーシ、ブリヂストンタイヤを開発した。

アスパル・チームが開発する同じバイクを使用するのか?
分からない。オリジナルプランは、アプリリアのエンジンを使用して、それに適応するシャーシを製造することだったけど、チーム代表のポールによれば、時間的な問題がある。将来的には独自のシャーシ製造を希望するけど、現状では、既にあるシャーシを使用することが最善かもしれない。

初テストは2月20日。他のライダーたちと比較して、テスト時間が少ないことは問題か?
この初期段階で違いが出るとは思わないから心配はない。ファクトリーマシンは、ほぼ開発され、仕上げの段階。CRTに関しては、同じバイクを使用すれば、情報の共有に責任を持つ。アプリリアはバレンシアの初テスト(1月30日~310日)で収集した情報の共有が重要だと考えるはず。そこで学習したことを、次のテストに活かすことができるだろう。

だから、あまり心配していない。状況を受け入れ、できることに最善を尽くすだけ。僕の後ろにはグッドなチームが控えているから、最初のテストで学習し、それから全てが機能するように調整を続ける。

新人ではないけど、参戦していた当時とは状況が大きく変わっている。
その通り。大きく変わってしまった。MotoGPクラスの1年目は、正真正銘のMotoGPマシンを走らせなかった。昨年英国選手権で使用したR1の方が速いから、最初の経験は、正直に言えば、ファンタスティックではなかった。テック3ではベストイヤーにしなければいけなかった。当然、ビックチームに所属することで重圧があったけど、僕たちはダンロップを履き、チャタリングの問題があった。ロッシも同じシャーシを使って、同じ問題があった。1年中開発はなく、同じシャーシで走り、毎週末同じ問題に見舞われていたから、2度目の参戦機会が持てることはナイスだ。それに、ワンメイクタイヤ。エキサイティングだ。

正直、この挑戦を楽しんでいる。夢の実現だ。簡単なことではないと承知しているけど、できることは、コースに飛び出して、CRTのベストライダーになるためにトライする。それが目標の第一目標だ。

CRTとファクトリーマシンのパフォーマンスギャップに関する意見は?
ファクトリーマシンがチャンピオンシップに初めて参戦したときのタイムは、それほど良くなかったと想像する。今のレベルに到達するために、数年間の開発が必要だった。ブリヂストンタイヤのイコールコンディションは、大きな助けとなると思う。みんなが考えているほど、ファクトリーマシンから大きく離されているとは思わない。数ヶ月後に、これが失言にならないことを願う。序盤はリズムに乗れないだろうけど、直ぐに掴みたい。

1年目の今年は移行期間のように思われるけど?
もちろん。全員がCRTのマシンに乗るために、レギュレーションを変更できるとは思わない。その変更はあまりにも大きすぎる。ストーナーやペドロサといったライダーたちは上位進出に慣れているけど、彼らにとっては一歩後退かもしれない。しかし、現在の経済状況から、チャンピオンシップへの豪華な参戦が許されないようであれば、何ができるだろうか?もし、オーガナイザーがファンにとってもう少し感動的なレースを提供するために、経済的な手段を見つければ、僕はそれに賭けたい。

スターティンググリッドには21台のバイクが並び、君のように復帰して来るライダーがいることはポジティブなことだ。
ここはエリートのチャンピオンシップ、世界最高峰のチャンピオンシップ。決して大集団になってはならないけど、少し小さくなり始め、基準は年々少しずつ高くなっているから、ファクトリーライダーたちは他よりも前を走るから、このギャップを詰める必要がある。もし、ベストライダーであれば、ライダー間に大きなギャップが生じるとは思わない。使用するバイクをチャックしなければいけない。もし、そのギャップをバイクで詰めることができれば、まだ才能を証明できていない多くのライダーたちが上位に接近するだろう。それはみんなにとって興味深いことだと思う。

コーリン・エドワーズ、ランディ・ド・プニエ、過去に参戦経験があるライダー、Moto2クラス出身ライダー、他のカテゴリー出身のライダーたちがCRTとして参戦する。ミックスされたレースとなるだろうか。これは初期現象だろうか?
他のライダーたちのことをあまり知らない。コーリンやランディと言ったレベルの高いライダーがCRTから参戦することで、レベルが設定されるだろう。彼らと一緒に走ることができれば、良い仕事をしていると言うことが出来る。最終的に、誰もが参戦の機会に恵まれ、懸命に仕事に取り組み、チームがMotoGPクラスで走る機会を与えてくれれば、やれるだろう。

これはエキサイティングな新たな時代の始まりとなるだろうか?
Moto2クラスのような展開となるか見てみよう。僕はMoto2が、エンジンスペック、プロトタイプシャーシ、優れたエンジニアたちによって、上手く行くと信じていた。グッドなレースになるだろう考えていたけど、期待以上だった。多くの人たちを驚かせた。CRTは人々に適応するか試さなければいけない。それだけ。決定的にドルナは正解だった。ファンや何人かのライダーたちは受け入れるために時間が必要だけど、正しい決定だったことを証明するために、数戦が必要なだけだ。

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