『MotoE™』エレクトリックバイク、ネガティブは皆無

元500ccクラスライダーのサイモン・クラファーが開幕戦でエレクトリックバイクに乗り込んでデモ走行。

19年に始まる新たなカテゴリー、『FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM・エネル・MotoE™・ワールドカップ)』で大会主催者から供給されるエネルジカのエレクトリックバイクを使用したデモ走行が開幕戦カタールGPのMotoGP™クラス決勝レース前に実施され、国際中継の実況解説陣に新加入した元500ccクラスライダー、サイモン・クラファーが試乗した。

500ccクラスとスーパーバイク世界選手権で活躍したニュージランド人ライダーは、「バイクに関して知識がありませんでしたが、スロットルのタッチ、アクセラレーションは、600ccの市販車のようです。大変印象的でした。難しいのは、バッテリーの重量による減速ですが、それは多少のことであり、真実と公平性から言えば、このバイクは市販車であり、レースバージョンであることから、1年後に向けた開発が進めば、操縦性や減速は改良されるでしょう。」

「アクセラレーションはスーパーにスムーズです。エレクトリックのエンジンなので、オン/オフだろうと考えていましたが、コーナーの立ち上がりは、普通のバイクです。最も不思議だったのは、ギアがないにも関わらず、いつものようにギアチェンジをしようとしてしまうことです。サウンドはあまりエキサイティングではありませんが、ネガティブなことは、全くありません」と、印象を語った。

次戦アルゼンチンGPでは、地元出身のセバスチャン・ポルトがデモ走行を実施する。

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