Moto3™クラスプレビュー

残り6戦のタイトル争い。総合1位に再浮上したマルティンに総合2位のベツェッキが挑戦。佐々木の参戦は微妙。

第14戦アラゴンGPは週末、モーターランド・アラゴンで21日に初日、23日に決勝レース(開催時間11時00分/日本時間19時00分)が行われ、前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで今季7度目の表彰台となる2位を獲得して、ポイントリーダーに返り咲いたホルヘ・マルティンが昨年ポールポジションから0.170秒差の4位に進出したホームトラックで、ポイントアドバンテージの拡大を目指す。

前戦で今季3度目のリタイアを喫して、総合2位に後退したマルコ・ベツェッキは、マヒンドラを走らせた昨年19番グリッドから4.399秒差の19位だった当地で8ポイント差に挑戦。

前戦3位表彰台を獲得した総合3位のファビオ・ディ・ジャンアントニオは、37ポイント差から29ポイント差に接近。タイトル争いに再加入する可能性を広げ、昨年14番グリッドから0.043秒差の2位を獲得した左回りトラックで、さらにポイント差を詰めに行く。

前戦の2ラップ目に発生した多重クラッシュに巻き込まれた総合4位のアロン・カネトと総合5位のエネア・バスティアニーニは、ギャップが48ポイント差と49ポイント差に拡大。2人はタイトル争いから離脱しただけでなく、ホームグランプリとなるカネトは、左肘に近い前腕を強打したことから、回復具合に注目が集まる。

その多重クラッシュで左手首を骨折した総合18位の佐々木歩夢は、精密検査の結果、手術の必要はないが、約4週間ギブスで骨折箇所を固定することから、今週末の参戦は微妙。

前戦で今季2度目の転倒リタイアを喫した総合16位の鈴木竜生、ポイント圏内に進出した総合20位の鳥羽海渡と総合27位の真崎一輝は、トップ10入りを目指す。

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