MotoGP™クラスプレビュー

残り6戦、150ポイントのタイトル争い。総合1位マルケスにプライベートテストを実施したドゥカティ、ヤマハ、スズキが挑戦。

第14戦アラゴンGPは週末、モーターランド・アラゴンで21日に初日、23日に決勝レース(開催時間14時00分/日本時間21時00分)が行われ、前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで6戦連続11度目の表彰台となる2位を獲得したポイントリーダーのマルク・マルケスは、サーキットに延長滞在し、テストライダー、ステファン・ブラドルのサポートを受けて今季最後となるプライベートテストを実施。昨年5番グリッドから2年連続3度目の優勝を挙げたホームトラックでポイントアドバンテージの拡大を目指す。

前戦で今季3勝目を挙げて総合2位に浮上したアンドレア・ドビツィオーソと2番手走行中に転倒を喫して総合4位に後退したホルヘ・ロレンソは、総合8位のダニロ・ペトルッチ、総合12位のジャック・ミラーと共に、8月29日に当地でプライベートテストを実施。収集したデータを参考に週末のスタートダッシュを決め、優勝、表彰台に挑戦。

決勝レースでフリー走行のパフォーマンスを再現できなかった総合3位のバレンティーノ・ロッシと総合5位のマーベリック・ビニャーレスも、8月下旬に当地でプライベートテストに取り組み、昨年ワンツーフィニッシュを決めたホンダ勢、後半戦に入ってから3連勝を達成したドゥカティ勢に挑戦。

コンセッションの優遇措置を受けるスズキ、アプリリア、KTMは、アドバンテージを活かして意欲的にプライベートテストを実施。総合9位のアンドレア・イアンノーネと総合10位のアレックス・リンスは、先月29日からモーターランド・アラゴンで2日間のテストを実行すれば、総合18位のアレイシ・エスパルガロと総合21位のスコット・レディングは、ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリに延滞。

負傷から復帰した総合15位のポル・エスパルガロはミサノ・ワールド・サーキット、総合19位のブラッドリー・スミスは、モーターランド・アラゴンでテストを行っていた。

前戦の3位表彰台で総合6位に浮上したカル・クラッチローは、インディペンデントチームライダー部門の総合1位に返り咲き、9ポイント差のヨハン・ザルコとペトルッチの挑戦を受ける。

新人王争いを繰り広げる総合16位のフランコ・モルビデッリ、総合17位のハフィス・シャリン、総合20位の中上貴晶は、ポイント圏内の進出を目指す。

当サイトの『VideoPass』では、マルケス、ドビツィオーソ、ビニャーレス、クラッチロー、リンス、エスパルガロ弟が出席する20日のプレスカンファレンスを17時00分、日本時間の24時00分からライブ配信。終了後にはオンデマンドでの視聴が可能。