#ThisisMotoGP~プレシジョン

最高峰クラス5年目を迎えるマーベリック・ビニャーレスが精密さを語る。

「コントロールなしのポテンシャルは何も役立たない。広告に使えそうなフレーズだけど、僕がバイクの世界に踏み入れたときから、僕の中で常に気にしていた言葉なんだ。全てのライディングスタイルは尊敬に値するけど、各ライダーは独自のニュアンスがあり、僕は精密さに時間を捧げて来た。バイクの詳細に注意することで、1コーナー、1ラップ、1レースで違いを生み出すことができる。結局のところ、細かいことがチャンピオンシップの行方を左右する。」

「最高峰クラスに進出してから、最速者たちに食らいつくために最大限のことを要求してきた。スズキ車に素早く適応して新人王を獲得。だんだん速く走れるようになり、グレートな2年目になった。ヤマハと契約を結ぶということは、僕にとってビックなこと。キャリアにとって大きな転換点となった。決して簡単な道のりではなかったけど、いつも速く走るためにどうすべきかを考えている。」

「僕は常にベストライダーたちに着目するように心掛けている。僕の英雄たちと一緒に走れたことは大きな喜びだった。例えば、ダニ・ペドロサ。僕たちの世代にとって、彼の洗練されたライディングスタイルは、正確さを最大限に引き出そうとするライダーたちにとって参考だった。僕にとって彼が唯一のモデルではない。バレンティーノ・ロッシへの憧れを決して隠さない。幼い頃は彼のアグレッシブな走りに注目していた。彼のライディングスタイルは、シーズンを経過すると共に進化を遂げ、自分自身を改革する能力があることを証明した。全てを狙う上で、あらゆる状況に適応することが鍵となり、戦闘力のあるM1と共に、僕たちは夢を見ることができるはずだ。」

「フィリップアイランドの優勝は、僕にとって解放だった。最高の走りは閉じ込められ、全力を発揮できないという感覚に襲われていたけど、あの優勝で解放された気分になった。このプレシーズンで好感触を取り戻したけど、僕はもっと先に行きたい。冬の間は徹底的にトレーニングに励み、テスト中はより精密になれるように自分を最大限引き出すようにトライした。僕たちには加速やブレーキングといった重要な改善点があり、絶対的な自信を持って限界に到達できるようにチームと一緒にそれらの分野の仕事に集中した。」

「グッドなフィーリングを持つことは、細心の注意を払うために不可欠なこと。セパンはミスを犯すマージンがほとんどないことから、精度の走りが要求される。そこでのテストは、トップスピードとロングランのペースに関して、とてもポジティブだった。困難な1年を過ごした後で、僕たちに翼を与えてくれた。ライダーコーチのフリアン・シモンは素晴らしい仕事をしてくれている。クルーチーフのエステバン・ガルシアと共に良い方向に向かって仕事を進め、僕たちは完璧に同調している。細かいところに対して自己要求すれば、違いを生み出せるはずだ。時間の問題だ。」

オフィシャルウェブサイトの『ビデオパス』では、開幕戦カタールGPから最終戦バレンシアGPまで、全セッション&全決勝レースを完全生中継配信。オフィシャルアプリを利用すれば、いつでも、どこでも、観たいときに『ビデオパス』の視聴が可能。