スペインの一般紙、『La Vanguardia(ラ・バングアルディア)』は、レプソル・ホンダのチームマネージャー、アルベルト・プーチが史上最年少で4年連続6度目、通算8度目のタイトル獲得に成功したマルク・マルケスに対して、契約更新のオファーを提示することを説明。
「19年シーズンは、ほぼ完璧でした。残されていることは、全戦全勝ですが、大変良かったです。このようなシーズンは記憶にありませんが、マルクは年齢、ポテンシャル、そして彼の意気込みから、この先もチャンピオンシップを支配続けるでしょう。幾つかのレースで苦戦を強いられることを覚悟しますが、あと4年、5年は彼の支配となるでしょう。」
「契約は今年末で満了となり、ホンダは彼のキャリアがここで終わるまで、最大限のオファーを提供するでしょう。一刻も早く契約を更新して欲しいです。できるならば、明日にでも。」
チームメイトに指名したアレックス・マルケスと現役からの引退を決断したホルヘ・ロレンソに関しては、「ファクトリーチームの要求は高いです。1年目にトップ6、7入は非常に難しいです。容易なことではありませんが、一戦ごとに評価を下すことはありません。ステップ・バイ・ステップで自分の位置を見つけなければいけません。」
「アレックスはチャンピオンであり、1年契約という異常な状況を受け入れました。チャンピオンでなければ、契約を結ばなかったでしょう。混乱は兄弟であることが発端です。マルクに(アレックスの起用に関して)意見を聞きましたが、決して口出ししませんでした。1年間のチャンスを与え、何ができるかを確認しましょう。」
「ホルヘは11月のヘレスでバイクがまだ彼の望む状態でなかったにも関わらず、大変速かったです。幾つかの調整を加えて、カタールに行きましたが、厳しい転倒を喫し、フロントの信頼感を失ってしまいました。そこからは、バイクへの適応は決して上手く行きませんでした。バイクに適応していれば、マルクがさらに一歩前進していただろうと、今でも考えています。」
ドゥカティ・モーター・ホールディングの最高経営責任者クラウディオ・ドミニカーリがドゥカティ・チームの発表会で「1人のライダーが繰り返し優勝するより、起用する全てのライダーたちが優勝を挙げられることを証明して総合2位を獲得することを好む」という発言に対して、「あの発言には驚きましたが、総合2位を好むのであれば、それで良いでしょう。」
「我々は勝利を譲るつもりはありません。1人しか勝てないという話題は理解できません。ホンダは歴史上どのメーカーよりもより多くのライダーたちと共に勝利を挙げています」と、一蹴した。
ホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダは、2月4日にインドネシアの首都ジャカルタでチーム発表会を開催。7日からセパン・インターナショナル・サーキットで実施されるオフィシャルテストに参加する。
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