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2020-03-23
By Sky Sports Italia

ロッシ「頭脳的で冷静なルカが羨ましい」

自宅のタヴッリアから20年シーズンと将来の決断、異母弟マリーニ、お気に入りのヘルメット、『500ccマシン』初試乗を語る。

イタリアの放送局『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』は、モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPバレンティーノ・ロッシのロングインタビューを紹介。新型コロナウイルスの影響、過去と未来、異母弟ルカ・マリーニのことなど、多くのトピックスを取り上げた。

規制された外出禁止の生活
「僕たちは全く予想もしていなかった非常に困難な状況を体験している。ここタヴッリアの状況は難しい。不運にも多くの人たちが苦しんでいる。ペーザロも同じような状況。この状況を過ぎ去るまで耐えなければいけない。特に困難なベルガモやブレシアの人たちも頑張ってほしい。恐ろしい映像を見たけど、まるで戦争のようなだ。」

「婚約者のフランチェスカ(・ソフィア・ノヴェッロ)と母親ステファニア、犬と猫と一緒に暮らしている。ルカは数キロほど離れたところに恋人と一緒に住んでいる。幸運にも自宅には小さいジムがあるから、そこで体調を維持するために毎日トレーニングに励む。その後は映画やドラマを観たり、他のライダーたちと一緒にビデオゲームを楽しんだりする。」

異母弟ルカ・マリーニ
「ルカは頭脳的で冷静なライダー。彼が羨ましい。いつも落ち着いているから、僕たちはロシア人ライダーのようにマリノビッチと呼ぶ。僕も冷静だけど、彼をそれ以上。20年以上も経験しているけど、レース前は少し緊張してしまう。重要なことを勝ち取ることができるから、常に全力でトレーニングをするようにアドバイスをする。」

500ccクラス
「初テストのことを憶えている。誰もが走らせることを望む最も有名で象徴的なバイクだった。あれは99年11月のヘレス。忘れられない1日となった。まるで獣のようなバイクで、とても速く、直線でもしっかり走れなかったけど、2日目は楽しかった。とても速く、同時に扱いやすかった。直ぐに良い感じが得られた。01年の鈴鹿8耐で優勝した翌日に4ストロークを初めて試乗した。両方のバイクに乗れたのは幸運だったけど、第一印象が強烈だったのは『500cc』の方だった。」

夢の挑戦
「ケビン・シュワンツと一緒にレースがしたい。彼はいつも僕のお気に入りのライダーだった。子供の頃、アメリカ人やオーストラリア人たちが参戦していた黄金期のレースを良く観ていた。彼がスズキ、僕はヤマハの500に乗って対決するのはナイスだろう。」

ヘルメット
「アルド・ドルゥーディと一緒に沢山のヘルメットをデザインした。正確な数は分からないけど、100以上、もしかしたら120かもしれない。一番のお気に入りは、僕の顔が描かれた08年のムジェロ。全てのヘルメットは、ミュージアムのような秘密の部屋に飾ってある。」

20年シーズン
「今シーズンの目標は可能な限り多くのレースを実施することだろう。スーパーバイクのようにダブルレースができるかもしれない。それはアイデアであり、最低限のレース数は13だから、現状の開催日程で十分かもしれない。カルメロ・エスペレータがどのような判断を下すのか、新型コロナウイルスがどうなるのか様子を見よう。」

将来の決断
「最初のグランプリに直面することが困難だった。カタールに向けて出発する直前にレースが開催されないことを知って、全てが台無しになってしまった。軌道に早く戻ることを期待するけど、時間が必要なようだ。サッカーの欧州選手権も延期となったという事実からも明らかに、スポーツイベントを開催するのは難しいだろう。引退の決断に関しては、前半戦の後で継続するかどうかを決めたかった。レースでどれほどの戦闘力があるのかを理解するために数戦が必要だ。」

最高峰クラス21年目、キャリア通算25年目のシーズンに向けて、ロッシは自宅でフィジカルトレーニングを中心に準備を進めている。

第9戦イギリスGP『500ccクラス』~フルレース

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