イタリアの放送局『SKY Sport』は、プラマック・レーシングのチームマネージャー、フランチェスコ・グイドッティのインタビューを紹介。シーズン停止が起因となるチームの状況と最高峰クラス2年目を迎えるフランチェスコ・バグナイアへの期待を語り、来季のチーム体制に向けて注目するライダーを明かした。
「状況はデリケートです。私の意見では、サテライトチームがオフィシャルチームより苦しんでいるというより、全てのチームが厳しい状況に置かれています。サテライトはスポンサーからの収益が得られず、ファクトリーは市販車を販売することができません。実際に特定の視点から見れば、チームが大きければ、問題も複雑になります。我々はフレキシブルなチームであり、チームの所有者は直接的に不況を経験したことがあり、ドルナからの支援が受けられます。」
「ペッコ(フランチェスコ・バグナイアの愛称)は昨年も何度か良い走りを見せてくれましたが、幾つかの理由で具体化することができませんした。コーナリングを得意とする彼のライディングスタイルとドゥカティ機の特性を組み合わすことができれば、上手く走れるでしょう。この方向に向けてサポートする必要があり、彼の成長をデータから確認することができました。重要なシーズンになると期待します。」
「契約更新の期日を決定するのは、時期尚早です。彼らも今は待機が必要なことを理解しています。我々は今シーズンの給料を減給しないように努めていますが、収入は肖像権とパフォーマンスに依存することから、全員が何かを諦める必要があることを含めて、シーズンのスタートを待たなければいけません。チームの誰に対しても減給は避けたいです。年末に減給の必要性が分かりますが、全てはチャンピオンシップ次第です。」
「検討できる仮説があり、シーズンを繰り返すことになるかもしれません。そうなれば、現行のライダーたちを継続起用する可能性があります。」
「(マーベリック・ビニャーレスが)ドゥカティに接近していたと理解しますが、ヤマハは彼との契約を更新し、ファビオ・クアルタラロを昇格させました。彼らはすべきことをしました。通常、他のチームからライダーを引き抜くより、契約を更新する方が容易いと考えられます。ヤマハ機はシーズンを通じて戦闘力が高まったこともあり、ドゥカティがヤマハ、またはホンダからライダーを引き抜くことは難しいです。」
「中量級にはホルヘ・ナバーロやホルヘ・マルティン、チャビ・ビエルゲといった興味深いライダーたちがいます。最高峰クラスにも数人がいますが、話しをする程度で、新型コロナウイルスが原因で全てが止まっています。今季起用する2人のうち1人が退団することになれば、困難なことになります。」
「我々は若手を重視します。アンドレア・イアンノーネは既に30歳ですが、歴史的に彼を愛しています。我々に起用するライダーがいなくなり、彼がシートを探している場合には、再度起用することも可能です。彼は2年間、我々と共に参戦しました。当時は技術的に非常に困難な状況で、表彰台を獲得できなかったことから、もう一度一緒に走りたいという気持ちを捨て切れていません。一緒に何をしたいという気持ちは残っています。双方に適した条件が合えば、誰も結論を出すことを禁じないでしょう。」
Iannone, i contratti dei piloti e le strategie di mercato: parla il team manager della @pramacracing #SkyMotori #MotoGP @antonioboselli https://t.co/yzuCQa2hYt
— SkySportMotoGp (@SkySportMotoGP) April 13, 2020
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