
イタリアの放送局『SKY Sport』は、モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGP所属4年目を迎えるマーベリック・ビニャーレスのインタビューを紹介。現在のチームメイト、バレンティーノ・ロッシと将来のチームメイト、ファビオ・クアルタラロ、20年シーズンの目標を語った。
シーズン停止と無観客レース
「僕たちは100%の状態でカタールからシーズンを始める準備ができていた。テストでは1ラップもレースペースも良かったから、次にトラックに戻るときには、この流れを維持しなければいけない。個人的にはモトクロスでダメージを負ってしまったから、この停止は運が良かったけど、シーズンのスタートに向けて体調をしっかり整える時間がある。無観客レースには賛成しない。僕たちは全てのファンに貸しがある。彼らのために走るけど、無観客のレースが開催されるならOK。レースを開催することが重要だ。」
技術規則の変更
「バイクを凍結する決定はとても正当だと思う。イタリアではファクトリーが閉鎖されている一方で日本は稼働していることから、平等ではない。」
バレンティーノ・ロッシ
「僕が3歳のときからのアイドル。彼がトラックにいることが、エクストラなモチベーションになる。彼の来年に関して、ヤマハとは何も話しをしなかったけど、ヤマハから継続参戦してほしい。僕たちに多くの情報を与えてくれる重要なライダーなんだ。彼から学んだこと?沢山ある。優勝しても7位でフィニッシュしても、いつも笑顔をいられることはすごいことだ。」
ファビオ・クアルタラロ
「ファビオとは、彼が最高峰に昇格したときから、とても良い関係がある。特に予選は強い。ヤマハの全てのポテンシャルを引き出す。これは僕にとって良いこと。来年一緒に働けることが嬉しいけど、いつも一緒にいたバレンティーノがいなくなってしまうのは気に入らない。」
20年シーズンの目標
「ヤマハはトップスピードを改善する必要があり、幾つか前進を果たしたことから、僕は楽観している。チーム全員がマルケスを倒すために100%の状態で臨まなければいけない。彼を破ることが目標だ。」
「マルケスは破るべきライダー。同じバイクを走らすバレンティーノも破るべきライダー。そして、ドビツィオーソ。非常に難敵だ。」
ヤマハとの契約更新
「僕はダビデ・タルドッツィ(ドゥカティ・チームのチームマネージャー)と良好な関係がある。ヤマハとドゥカティとの間で選択が難しかった。最終的にはタイトルを獲得したかったから、ヤマハを選んだ。これまでにヤマハと共にもっと上位に進出する機会があったのか分からない。ドゥカティのスタッフたちは、とても強力だと思う。それに、僕のライディングスタイルはドゥカティ機に適応するだろう。非常に良いバイクだけど、僕たちのヤマハもすごく良い。もしかしたら、将来スズキに戻るかもしれないけど、今はヤマハと一緒に勝つことだけを考える。」
最高峰クラス6年目、キャリア10年目を迎える25歳のスペイン人ライダーは、活動の拠点アンドラでフィジカルトレーニングを継続中。
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