イタリアの放送局『SKY Sport』は、ドゥカティ・コルセのスポーティングディレクター、パオロ・チャバッティのインタビューを紹介。21年に起用するライダーに関して、現在起用するライダーたちを継続起用する可能性があることを認め、中量級から若手を引き上げる計画は22年に持ち越すことを説明した。
20年末まで契約する5人の将来
「21年に向けて契約を締結していないという事実は、12月から1月の間に締結された契約の条件は非常に高額であることから、我々にとって良い状況だと思われます。我々は急いでいません。現在契約している5人は素晴らしいライダーたちであり、彼らの必要性を考慮に入れ、利用できる幾つかの解決策を理解してから協議を開始します。」
「我々は21年の契約がまだ決まっていないベストライダーたちを起用すると、彼らにカタールで伝えました。時期尚早ですが、20年シーズンの開催数が縮小されることになると、21年は変更なしの現状維持になるかもしれません。これは現時点では検討することではなく、この危機においては、他の優先事項があります。」
「現在、誰に対しても犠牲を要求され、将来の経済状況が困難になることを考慮しなければいけません。ものごとが変わることは明白であり、まだライダーたちとの交渉を始めていませんが、常識的にならなければいけません。幸運なことに、我々のライダーたちは契約条件を喜んでくれましたが、将来は見直す必要があります。」
マーベリック・ビニャーレス
「我々はビニャーレスがドゥカティで上手く走れると確信していたことから、彼に注目していました。とてもナイスな雰囲気で戦闘力が高いバイクだと評価してくれたが嬉しいです。」
アンドレア・イアンノーネ
「彼には多くのメリットと幾つかの欠陥があり、時々、不可解な行動をします。この停止期間中もお互いのソーシャルメディアを通じてメッセージを送り、友情関係は一度も止まったことはありません。その一方で、プラマック・レーシングの主要な役割は、イアンノーネ、ペトルッチ、ミラー、バグナイアのように将来有望な若手を育成することであり、それは明白です。」
「この視点から、彼の年齢は30歳。このプログラムに完全に適合しませんが、決して起用しないとは言えません。彼は大変才能があり、非常に速く、キャリアの決定的な瞬間に幾つかのミスを犯したことを完璧に認識していると思います。」
「現在は失格処分中ですが、現時点で最速ライダーの1人であることを証明しました。中量級時代には、マルケスとのバトルを繰り広げ、時々勝利を収めました。それに、チームオーナーであるパオロ・カンピノティとの間には親孝行のような関係があり、状況が存在する場合、起用しないと断言するのは困難です。」
「それ以上に、我々には現在契約している5人のライダーがいます。21年に向けて、どのようなマネージメントをするかを理解し、次に様々な可能性を検討する必要があります。アンドレアの態度は我々を怒らせ、パドックを少し怒らせましたが、それは彼の性格であり、彼への尊敬と愛情は変わりません。」
注目するヤングライダーの起用
「ロレンソォ・バルダッサーリとエネア・バスティアニーニ、そしてホルヘ・マルティンも加え、我々はある程度の時間を費やし、グッドなポテンシャルを備える彼らのパフォーマンスに注目してきました。」
「不運にも状況を考慮すれば、推論することはできません。全てを22年に持ち越すことになりますが、特にバスティアニーニの走りに注目していました。その一方でバルダッサーリにはアビンティアに移籍する仮説が存在しました。全ての仮説は22年まで持ち越しとなります。」
#MotoGP, Paolo Ciabatti a @SkySport: "Ritorno di @andreaiannone29 in orbita @ducaticorse? Perché no..."#SkyMotori @antoniobosellihttps://t.co/N5n39ggtsi
— SkySportMotoGp (@SkySportMotoGP) April 20, 2020
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