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26 days 前
By DAZN España

負のスパイラルを断ち切れなかった元王者「何をすればいいのか...」

マルケス、エスパルガロ弟、ザルコ、ビニャーレス、ラバットらとバトルを繰り広げた後、連鎖的な悪循環に陥ってしまったキャリアを振り返る。

スペインでインターネットを通じて生中継を配信する『DAZN(ダゾーン)』は、視聴者に11年最終戦バレンシアGPのオンデマンドを提供する際に2位を獲得し、ホームでタイトル獲得に成功したニコラス・テロールを招待。

『125ccクラス』最後のチャンピオンに輝いた後、中量級に転向。2年目に3勝を挙げたが、3年目は16戦で僅か2ポイント。連鎖的な悪循環から抜け出せず、精神的な苦痛に耐えた当時を振り返った。

「時々このスポーツは残酷だ。とても美しいときがあれば、非常に残酷なときもある。黒か白か。灰色はない。現役から引退すると孤独を感じる。何かが足りない。バイクに乗り、限界に挑戦する時のアドレナリンがない。これは非常に辛い。大きな空虚感を抱き、この先何をすればいいのか分からなくなってしまう。」

「11年の最終戦バレンシアGP。僕の人生で最も幸せな1日だった。家から僅か100キロの位置にあるホームサーキットで家族と一緒に子供の頃からの夢が叶った瞬間だった。最後の『125ccクラス』王者は歴史的なことで、僕の名前が永遠に刻まれる。道のりは非常に長く、夢が現実になることはないと何度も考えたけど、キャリアを通じて懸命に努力を重ねてきた成果だった。」

「『125ccクラス』から『Moto2™クラス』への昇格は、地獄へのステップとなってしまった。緒戦カタールのグリッドで、ここで何をしている?と自分に問いかけた。クレイジーだ、戦争だと思ったけど、少しずつ自信を掴んでいき、2年目のバレンシアで優勝を挙げた。立ち向かう壁をハンマーで砕き、グリッド上で、レースに勝てると確信が持てるようになった。」

「しかし、14年は非常に難しかった。僕は有力候補に指名されていたけど、スッターの新型シャーシの剛性は旧型より硬くて、転倒が続いて自信を失ってしまい、不安で怖くなってしまった。トップ3に進出したかったけど、どんなに頑張っても15位がやっとだったから、モチベーションが低下した。欲求不満が溜まり、身体面では強力だったけど、神経質になり、それをコントロールすることができなかった。シーズンが進むにつれて、状況が悪化してしまった。」

「全てが順調なとき、誰もが挨拶をしてくれ、とてもナイスだけど、そうでないと...早くシーズンが終わることを願った。精神的な苦痛に耐え、我慢の限界を越えていた。いろいろなことを試してみた。心理カウンセラーも受けたけど、解決策が何も見つからなかった。」

「結果が全く出ず、モチベーションを失ってしまい、気持ちを入れ替える必要があった。チームは中量級の参戦を止め、軽量級に集中する方針を決めたこともあり、スーパーバイク世界選手権への移籍を決断した。これがミスだったかもしれない。もう一年中量級にトライしなければいけなかった。」

「16年にハンガリーのチームからスーパースポーツ世界選手権に参戦する予定だったけど、メカニックがいなかった。ライダーとしては、走る機会があれば、それを活かしたかったけど、何をするのか分からなくなってしまった。チャンピオンから全てを止めてしまうまで、なぜこのような連鎖が起こってしまったのかと何度も何度も考えた。このスポーツには記憶がない。価値が見いだされるのは最後のレースだけ。5年間好成績を残しても、次のシーズンに結果が出なければ...苦しいときに人は学ぶ。僕は成熟した。」

「軽量級と中量級に参戦したころは、マルク・マルケスら沢山のライダーたちとバトルをした。彼は史上最高のライダーだ。もし、最高峰クラスに参戦するライダーたちの名前を挙げれば、僕は彼らに勝った。彼らの信用を落とすつもりはないけど、彼らと同じレベルで走ることができたかもしれない。しかし、僕は今ここにいる。」

31歳のスペイン人ライダーは、今年に入ってから予定していた『FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™ワールドカップ)』への継続参戦を取りやめ、今まで以上に若手の育成に専従している。

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