長島起用を喜ぶアジョ「幸運にもレクオナの後任が見つかりました」

ドイツのモータースポーツ専門誌『Speed Week（スピードウィーク）』は、レッドブル・ＫＴＭ・アジョを率いるフィンランド人マネージャー、アキ・アジョのインタビューを紹介。ヨハン・ザルコと共に２連覇を達成した１６年以来となるカレックスへの変更とザルコの退団が引き金となったイケル・レクオナの最高峰クラス昇格に伴う長島哲太の起用に関して説明した。

フィンランドの状況
「フィンランドでは、他のヨーロッパの国々と比較して、新型コロナウイルスの感染にそれほど大きな影響を受けていませんが、数か月前に首相に選出されたサンナ・マリン（世界最年少の女性首相）と同じ世代の女性党首たちにとっては、大変な試練となります。」

ＫＴＭからカレックスへの変更
「昨年まで使用したＫＴＭからカレックスに変更しましたが、エンジンとタイヤは同じです。過去にカレックスを使用したことから一緒に仕事をした経験があります。彼らを良く知っていることから、協力と移行は容易でした。当然、３年間使用したチューブラースチールフレームとアルミニウムフレームは違いますが、テストで集中したデータと経験を活用しなければいけません。」

イケル・レクオナの後任に指名された長島哲太
「最初はイケルのようなグッドなライダーを失うことを残念に思いましたが、最高峰クラスのチームのために、将来性のある若手を成長させ、昇格させることが我々の仕事です。既に２人のライダー、ミゲール・オリベイラとブラッド・ビンダーを送り込みました。幸運にもイケルの後任を見つけることができ、テツタは１９年に重要な成長を遂げました。彼のさらなる成長をサポートします。」