「ウェルコムがベストレース。バレが違いを作りました」

オフィシャルポドキャストの『Last On The Brakes』は、モンスターエナジー・ヤマハ・ＭｏｔｏＧＰでバレンティーノ・ロッシのメカニックを務めるアレックス・ブリッグスを招待。

現在は出身地のオーストラリアでパイナップル栽培やゴルフを楽しみ、ベストレースに０４年４月の開幕戦南アフリカＧＰを挙げた理由を説明した。

「ヤマハでの初レースとなったウェルコム。あのレースに向けて、どのように準備をしてきたのか全ての背景を知っているから、私としては、あのレースがベスト。ミック・ドゥーハンとの思い出は、もうあまり鮮明ではないけど、ブルノでチャンピオンを獲得したことを憶えている。あれは私にとって初めてのタイトル。あの頃はまだ若かった。あの後にナイトクラブに言ったけど、あの歴史を語るのは別の機会にしよう！」

「ウェルコムに到着したとき、バイクの状態は良かったです。しかし、それ以上にバレンティーノが違いを作りました。勝利への意欲は高く、マックス（・ビアッジ）も優勝を望んでいました。彼はホンダで勝つことができると発言していました。このような全てのことから、あのレースを誇りに思います。マックにとってもベストレースの１つだったと思います。彼は同意しないかもしれませんが、間違いありません。」

「バイクは良かったですが、最高ではありませんでした。バレンティーノの走りを見れば分かります。あのレースに至るまでに多くの仕事を積み重ねましたが、彼がシンプルに違いを作りました。シーズンを通じて問題がありましたが、彼が違いを作り続けました。あれは唯一のレース。あのレースの後のパーティーは...」と、当時の思い出を振り返った。