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2020-04-26
By Cadena SER

ロレンソ「マルケスは誰よりも優れているけど、無敵ではない」

ワイルドカードの参戦が可能なら、優勝経験があるもてぎ、またはミサノ。

スペインのラジオ局『Cadena SER(カデナ・セル)』は、新型コロナウイルスの蔓延の影響を受け、1か月以上の滞在を強いられたドバイから自宅のスイス・ルガノに戻って来たヤマハ・ファクトリー・レーシング・テスト・チームのホルヘ・ロレンソのインタビューを紹介。最後のシーズンにチームメイトだったマルク・マルケスと後任に指名されたアレックス・マルケス、キャリアのライバルを語り、ワイルドカードとして希望するグランプリを挙げた。

「現時点でマルクは誰よりも優れたレベルにあるけど、無敵だと言いたくない。彼を破ることができるライダーたちがいる。例えば、僕は15年に彼を破り、ドビツィオーソは誰も期待していなかった17年にもう一歩のところまで迫った。クアルタラロは、ルーキーシーズンに勝利を挙げていないけど、多くのレースで彼とファイトし、ビニャーレスはより集中し、ヤマハをより気に入っている。」

「マルケスを話題にすれば、マルクは経験を積み、彼のレベルを10とすれば、アレックスは未経験で5か6。現時点で大きく引き離されているけど、これからステップ・バイ・ステップでレベルを引き上げて行くだろう。」

「アレックスは疑いなく、良い遺伝子を持っている。マルケス家は数多くのワールドチャンピオンを獲得した。空席があり、ホンダと彼はその機会を活かした。これが市場であり、彼自身はこの数年間で大きく成長した。ピットボックスの隣には、これ以上にない最高のマスターが存在する。ホンダ機は走らせるのが簡単ではないバイクだから、最初は苦労するだろう。辛抱強く、継続性を持って取り組めば、シーズンを通じて良くなって行くだろう。」

「僕にとって最大のライバルは、もしかしたら、09年のバレンティーノかもしれない。僕のキャリアにはロッシやマルケス、ペドロといった強力なライバルたちがいたけど、誰も嫌いではなかった。僕の中ではライバルを嫌いになることはなかい。」

「ワイルドカードとして出場できるなら、もてぎ、またはミサノ。好きなサーキットで勝ったことがあるけど、ヤマハと話しはまだしていない。実現するには、チャンピオンシップが開催されなければいけないけど、現時点で再開の目処が立っていない」と、もう一度日本GPに参戦したい意思を明かした。

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