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2020-05-21
By crash.net

KTM「4人のライダーたちに同等レベルの8台を準備」

ライダーたちの要求に応え、高速からのブレーキングとコーナリングの改善に成功。

イギリスのモーターサイクルスポーツ専門ウェブサイト『CRASH(クラッシュ)』は、KTMのモータースポーツディレクター、ピット・バイラーのインタビューを紹介。ファクトリーチームのレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングとサテライトチームのレッドブル・KTM・テック3から参戦する4人に対して、同等のプロトタイプマシンを供給でき、19年型から大幅な改善に成功したことを説明した。

「我々は大変良い仕事をしたと考えます。我々の4人のライダーたちに対して、全く同じレベルの8台を準備できました。これは大きな前進です。これは我々にとってビックなターゲットであり、この状況に到達するために1年半を費やしました。」

「我々のテストライダーであるダニ・ペドロサ、そして、ミカ・カリオと共に徹底的に取り組んだ開発作業により、昨シーズンの終わりには、20年シーズンの準備が整ったバイクを供給することができました。」

「バレンシアとヘレス、マレーシアとカタールでも良いテストができ、同じバイクを供給することができました。これは大きな改善です。パフォーマンスが一歩前進しただけでなく、プロジェクト全体が強化されたと言うことができ、このステップにより、プロジェクトをさらに高いレベルに引き上げることができます。」

「ライダーたちのフィードバックは本当にポジティブでした。シーズンを通じて、幾つか明確な要求があり、我々はそれらのポイントの改善に取り組みました。ライダーたちは幸せです。我々は一歩前進したことは間違いありませんが、実際のレースで結果が出たときにだけ証明されます。」

「我々はサスペンション、シャーシ、エンジン、電子制御など全ての分野の改善に着手しましたが、我々のライダーたちからの最大の要求は、高速セクションからのブレーキングとコーナリングの決定的な改善でした。」

「コーナーの進入がコーナーの立ち上がりに影響します。昨年までのバイクはコーナーで少しワイドになってしまい、当然、加速をするためにタイヤを正しい位置に戻すことが難しい状況でした。正しく旋回させれば、十分に素早くバイクを起こすことができ、パワーを路面に伝えることができます。加速は旋回の仕方に基づいています。」

「どのようにコーナーに進入して、どれだけ早くバイクを起こすことができるのか、これがパフォーマンスを得るカギとなります。1年を費やして、この分野の改善に取り組み、一歩前進したと思います。」

「ダニはマレーシアのテストで素晴らしかったです。ポルは一貫した走りを見せてくれ、ラップタイムの平均は本当に良かったです。際立った1ラップではありませんでしたが、レーススピードは本当に速かったです」と、改善点を説明。参戦4年目、2チーム4人体制2年目の飛躍に期待を膨らませた。

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