オフィシャルポドキャストの『Last on the Brakes(ラスト・オン・ザ・ブレイク)』は、来季の去就に注目が集まるドゥカティ・チームのダニロ・ペトルッチを招待。6年前の14年にキャリアに終止符を打つ直前だったことを告白。勝利と限界を追求することを強調した。
「キャリアを辞めたかったのは1度だけ。あのことをよく覚えている。14年のヘレスだった。予選の後、母親と話して、『もう十分。もう走りたくない』と泣きながら訴えた。明日のレースにトライしなさいと言われたけど、ウォームアップ走行で転んでしまい、骨折してしまった。」
「当時はビリにならないようにファイトしたけど、欠場してしまうと、レースが恋しくなってしまうことに気づいた。夢のようではなかったけど、そんな寂しい気持ちがあった。僕はキャリアを成功させたい、毎年良くなりたい、もっと良くなりたいという気持ちが強い。」
「当時は誰かに見下ろしているようだったので奇妙だった。1人でバイクを走らせる時間がなかったから、『MotoGP™』のライダーになるというのは、本当にストレスだ。走る度に焦点があてられる。誰もが君を見て、毎回順位が付けられるから、誰が上手くやっているのか、そうでないのかと非常に簡単に判断されてしまい、それを持ち帰らなければいけないけど、これが僕の夢。」
「人生にもっと満足感を感じたい。まだその満足感を得ていない。レースに勝ったけど、それは僕の夢ではない。もっと勝ちたい。そのために僕は参戦する。それを考えなかったから、辞めなかった。人生や職業を変える機会があった。何度も発言したように、『MotoGP™』とは非常に異なるラリーにトライしたかった。」
「まだ完了していないと感じる。まだ自分の限界を見つけたい。これを理解したら、もしかしたら、僕にとって居場所がなくなってしまい、変わるかもしれないけど、この短い年でも、パフォーマンスをする好機があり、100%を尽くしたい」と、心境を激白。さらなる勝利を目指して、参戦9年目となる20年シーズンに挑戦する意気込みを語った。
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