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2020-06-05
By Sky Sport Italia

ペトルッチ「今年はチームマネージャーたちのチャンピオンシップだ」

最高蜂クラスからの継続参戦に固執。本格的な交渉が始まっていないが、アプリリア、またはKTMからの参戦を希望。

イタリアの放送局『SKY SPORT』は、来季2021年の去就に注目が集まるドゥカティ・チームダニロ・ペトルッチのインタビューを紹介。ドゥカティ・コルセがアンドレア・ドビツィオーソとの契約更新を進め、ポル・エスパルガロが複数のオプションを検討している中、最高峰クラスへの継続参戦を切望していることを明かした。

「(ドゥカティ・コルセのジェネラルマネージャー)ジジ・ダリーニャから決断を伝える連絡を受ける前からも含めて、ものごとは既に変わっていた。今年はもう一度上手くやる機会だったけど、その機会がないようだ。結果は考慮されない。スーパーバイク世界選手権に転向するオプションを準備しているようだけど、まだ具体的な提示はない。その一方で幾つかの提示を受けたけど、とにかく僕は最後までベストを尽くしたい。」

「ドゥカティがドビツィオーソと交渉中であることは事実であり、僕は1番のオプションでない。現時点で、このカテゴリーのオプションでないことを理解するけど...僕のスペースがドゥカティにあると思えないし、結果が状況を一転させるくれるとも思わない。しかし、最後のレースの最後のコーナーまで最善を尽くそう。」

「今年走る機会がなかったことから、懸命な努力で勝ち取った場所を失うのは悪いこと。後半戦の失速が(ライダー選択の)決定に影響を与えたと言われた。確かに申し訳ないけど、まだ1年レースができる。戦闘力のあるバイクで個人的に満たされるだろう。手応えがある。特定の視点から見れば、勝たなければいけないだけだから、落ち着いている。6月5日の時点で来年走らせるバイクがないという意味だから、失うものは何もない。」

「A計画は、このカテゴリーに残ること。長い年月をかけて、アプリリアと合意することに努めてきたけど、ドゥカティと一緒に、この道を続けて行くことを選択した。それが基礎となって、ファクトリーチームに到達した。今はアプリリアの新しいバイクに多くの関心があるけど、彼らもまたライダーたちと非常にデリケートな状況を経験した。アレイシは契約更新が相応しい。誰も終わり方が分からないインノーネに関して質問するけど、僕は彼を尊重しているから申し訳なく思う。裁定を受けて仕事ができなくなってしまったことを残念に思う。」

「ポル・エスパルガロのニュースで、別のシナリオが開いた。これはレースが開催されず、ライダーたちはものごとを変えることがあまりできないことから、チームマネージャーによるチャンピオンシップだと言える。これはチェスの盤であり、まずはドビ。協議の対象となっている条件は知らないけど、合意に至るように話し合いが進んでいる。そして、バレンティーノ。優先順位があるライダーたちがいて、最初に最も貴重な駒が調整される。その少し後に僕の番となるだろう。」

「昨年は後半戦に失速してしまったけど、キャリアのベストシーズンだった。ここまでの集大成を完了させたい。走り始めてから、いつも成長してきた。今後も成長を続けたい。今のままでは満足感も達成感もない。バイクが何色になるのかを理解して、多くのことを評価する必要がある。実際の交渉はない。話し合っているけど、毎日バランスが変動している。」

「アプリリアが刺激を与えてくれるかもしれない。新車は速かったことから、大きな好奇心を掻き立てられた。テストでは非常に強かったから、アプリリアに行きたい。」

「成長傾向にあるKTMに行きたい。実際、プロジェクトの礎石だったポル・エスパルガロの決断には少し意外だったけど、僕は長く参戦していることから、経験を活かすことができるかもしれない。成長プロジェクトのために利用可能となりたい。KTMは表彰台を獲得した。アプリリアはまだだけど、2メーカーとも頂点に立つことを望み、僕はどちらかと一緒に参戦したい。」

「今年はライダーではなく、チームマネージャーのチャンピオンシップ。まだ公式でないことを含めて、決定は非常に驚くもの。アレック・マルケスには大きな機会が与えられなかった。まだレースさえ開催されていない。理由は分からない。もしかしたら、半年になることを考えると、『ボクサー』のような選択かもしれない。直ぐに彼の兄と比較せず、幻滅させず、経験を積むことを与えることを望んだかもしれない。まだ1レースも走っていないけど、彼はワールドチャンピオンだ。バイクに慣れるにはある程度の時間がかかり、もしかしたら、経験を積ませるためにサテライトチームに移行させるかもしれない。これがホンダの説明だと思う。あるいは、子供の頃から闘ってきたポルをアンチ・マルケスと本当に評価したかもしれない。ホンダは2021年から最も高いレベルのチームを結成したいと考えているのかもしれない。」

「ドゥカティでの経験は美しかった。それが続けられたらいい。まだ半年間一緒に走る。その後のことは、誰が知っているだろうか。1勝を挙げるというのが彼らの要求であり、僕は優勝を挙げた。1年しか契約がなかったことから、もしかしたら、僕はプッシュシすぎてしまったかもしれない。ミスを犯してしまった。後半戦には喜べないけど、いつも最善を尽くしてきた。シーズンを通じて、残り2戦のところまで総合3位に位置した。総合3位で終わりたかった。達成できる結果だったけど、全てが少し変わってしまった。ポジティブな結果で、僕への支援に感謝したい。今年、ドゥカティと一緒にもう一度勝ちたい」と、ドゥカティへの感謝の気持ちを語り、勝利を追求することを語った。

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