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2020-12-08
By CRASH

最高峰クラス復帰を視野に来季タイトル獲得に挑戦

自己最高位を獲得したシーズンを総括。英国人として71年のフィル・リード以来となるチャンピオンを目指す。

イギリスのモータースポーツ専門ウェブサイト『CRASH』は、エストレージャ・ガリシア・0,0・マーク・VDSから参戦したサム・ロウズのインタビューを紹介。開幕戦カタールGPを負傷欠場しながら、14戦で3勝を含む7度の表彰台を獲得して自己最高位の総合3位を獲得したキャリア7年目のシーズンを総括した。

「最初にエネア・バスティアニーニを祝福したい。彼はチャンピオンに相応しい。あめでとう!」

「過去を振り返ることは容易なこと。最後の週末は怪我を負っていた。誰もが過去を反省することができ、あのときにこうするべきだった、こうすれば良かったということができるけど、チャンピオンシップは、終盤の2戦で決定したわけではない。僕はラストレースで全力を尽くした。朝のウォームアップ走行で、決勝レースで走れるかどうか分からなかった。怪我に苦しんでいた。週末を通じて、4ラップの連続周回ができなかったから、なぜリズムに乗って走ることができたのか、どうやってチームが走れるようにバイクを調整してくれたのか解らない。表彰台は全く期待していなかったから、もしかしたら、キャリアにおいて、僕のベストレースかもしれない。」

「シーズンに大きな誇りを持つ。この素晴らしいチームに所属すること、チャンピオンシップを争えることを証明できたことが幸せ。ポジティブな1年だった。誰もが勝利を追求する。僕もいつものように勝ちを望むから、(タイトルを獲得できなかったことに対して)少し怒りを覚えなければいけないけど、それ以外は特別だった。フィニッシュラインまでベストを尽くすことがチームとライダーにとって最も重要なこと。僕たちは最後まで諦めなかった。」

「幸運も不運もあったけど、再びトップに立てたことは幸せだった。素晴らしいチームと一緒に仕事の仕方を変更してみた。自信を取り戻し、コントロールできないことに対して心配するのではなく、正しいことに努力を注ぐことに集中するようにした。トライアンフエンジンに適用するようにライディングスタイルも少し修正した。」

同チームから継続参戦を予定する来季2021年は、2017年に初参戦した最高峰クラスへの復帰を視野に入れ、タイトル獲得に挑戦することを宣言。

「来季はチャンピオンシップに向けてファイトしたいと公然に言うことができる。現実的だと思う。1年間最高峰クラスに参戦して成功しなかったけど、一番の目標は『Moto2™クラス』でチャンピオンを獲得することだ。」

「チャンピオンは『MotoGP™クラス』のグッドなシートに値する。グッドなチームでグッドなバイクを走らせることができれば、昇格するだろう」と、中量級王者として最高峰クラス復帰を目指す一方で、過去の経験を繰り返さないことを明かした。

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