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2020-12-12
By Grand Prix de France Moto - Officiel

「シーズンファイナルに納得できず、凹んでいた」

フランスGPまでポイントリーダーを維持していたが、総合8位に転落したシーズンを反省。

フランスGPのオフィシャルフェイスブック『Grand Prix de France Moto - Officiel』は、ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームからヤマハのファクトリースペックを走らせて総合8位に進出したファビオ・クアルタラロを招待。『Facebook Live』に出演して、タイトル争いを繰り広げた最高峰クラス2年目の2020年シーズンを振り返り、来季の課題を説明した。

「優勝争いを望んでいたけど、序盤の2戦で、それも大きなアドバンテージを広げて勝てるなんて思ってもいなかった。緒戦で勝てたのは、すごいことだった。2戦目も。その後は浮き沈みが激しくなってしまったけど、2年目に3勝を挙げたシーズンに満足することができる。並外れたシーズンだった。」

「ヤマハ機に幾つかの技術的な問題があった。昨年は全てが順調だったけど、今年はその反対になってしまった。技術面だけでなく、僕自身も問題があり、準備ができていなかった。経験不足だった。もっと良いリザルトを獲得できただろう。9位か10位でフィニッシュしなければいけなかったバレンシアのようにレース中に転倒してしまうことが多かった。チャンピオンシップのベストポジションを獲得するために、ポイントを稼ぐ必要があった。」

「感情面に関しては、心理学者に大きく助けられた。僕は感情の起伏が激しい。2021年の目標は、特にエンジニアたちにデータを提供するときに、良いときも悪いときも、感情を極力抑えて、より集中することだ。バイクがあまり走らなかったとき、神経質になり過ぎてしまった。ただ話すために話していたけど、正しい手段で伝えていなかった。これが非常に重要だ。今後も心理学者と一緒に働きたい。」

「困難な時期ほど、上手く行っているときよりも多くのことを学べる。フランスGPからシーズン最後まで難しい時期を過ごし、バイクに何が起こっているのか理解できず、訊くべきでないことを質問していた。ポルティマオの後、2、3日はシーズンファイナルに納得できず、凹んでいたけど、多くの経験を積んだ。」

「チャンピオンシップをリードしたのは、初めてだった。軽量級と中量級に参戦していたときもトップに立ったことがなかった。初優勝やポイントリーダーなど、初めてのことが多かった。そこから多くのことを学び、僕自身のステータスも変わった。経験を積んだことは来年に役立つと思う。仕事が必要なことは分かっている。今年学んだ全てのことを実戦で試すために2021年シーズンが待ち切れない。」

「今年はトレーニングとしてランニングを取り入れ、たくさん走り込み、そのことが役立った。バイクに乗っていて息が切れることはなかった。フィジカル面は良かった。来年の準備に向けて今年から積み上げていきたい」と、最高峰クラス2年目を反省し、3年目に向けて既に準備を開始していることを説明した。