スペインのラジオ局『Onda Cero(オンダ・ゼロ)』が提供する専門番組『Radioestadio del Motor(ラジオエスタディオ・デル・モトル)』は、KTMからHRCに移籍し、来季レプソル・ホンダ・チームに所属するポル・エスパルガロのインタビューを紹介。自己最高位の総合5位に進出した後、新天地から挑む最高峰クラス8年目の意気込みを語った。
「原則的外出禁止期間中に来季以降の契約を結び、シーズンを通じて、トラック上でホンダ機を注視し、ビデオで検証するなど多くのことに取り組んだ。僕たちKTMは多くの分野からバイクが似ているホンダからインスピレーションを得た。確かに多くの周回でホンダ機を追走した。僕がホンダ機でどのように走れるのか想像できないけど、中上はほぼ年間を通じて安定していた。アレックス・マルケスは経験不足だけど、グッドなレースをした。来年は非常に速くなることは間違いない。」
「明白にバイクの開発は少し必要で、マルク・マルケスの欠場はファクトリーにとって非常に重要だったけど、僕はホンダに少しの新鮮さと多くの仕事をもたらし、今年は相応しいレベルに到達しなかったバイクの改善を助けるつもりだ。」
「僕は強烈なアバンチュールを求めていた。KTMで4年間、ゼロからバイクの開発を続け、今年は機会があれば、何か大きなことを始めたかった。(ピットボックスで)隣にいるのは、最もグレートなライダー。グリッド上でベストバイクを走らせるマルクなんだ。確かに良い年も悪い年もあるけど、ここ数年間は彼が70~80%の確率でチャンピオンシップを制覇してきたことから、誰もがあのレベルに到達することを望んでいる。それは明白であり、僕たちはベストライダーから学びたいと思っている。」
「僕にとって、挑戦はマルクのそばにいて、彼から学び、彼が他者と何が違うのかを見極め、改善し、ベストリザルトを獲得すること。早期復帰を願う。バイクにとって必要なライダーであり、実質的に彼がバイクを作り上げた。マルクの復帰が重要だ。」
「シーズンがどうなるか予測することは非常に難しい。自分がチャンピオンシップに勝つと、自分に賭けなければいけない。最低でも候補者に挙がらないといけない。僕たちはマルクが戻って来ることを願う。それが、テスト、緒戦、3戦後でも構わない。もし復帰後に勝てなくても、最低でもトップ3の候補に入るだろう。」
「もう一枠は分からない。それはヤマハの進歩に依存するだろう。確かにフランコ・モルビデリは非常に速かったけど、旧型を使用していた。今年型は全てが整うだろう。ジョアン・ミルとアレックス・リンスは非常に速く、スズキの両雄が3位と4位、4位と3位になるかもしれない」と、断固たる決意を持って新天地から挑むことを語った。
初めてのアクセスですか?登録