ドイツのモータースポーツウェブサイト『SPEEDWEEK(スピードウイーク)』は、KTMの最高経営責任者ステファン・ピエラのインタビューを紹介。参戦4年目に3勝を含む8度の表彰台を獲得した2020年シーズンを評価するともに来季2021年シーズンにタイトル獲得に挑戦することを宣言した。
「2020年は我々の目標を達成し、上回りました。タイプが異なるライダーたちが優勝を挙げ、上位を位置することが許される技術基盤が整いました。ブラッド・ビンダーとイケル・レクオナが証明したように、初めて新人にベストな機会を提供しました。来年の目標は既に設定されています。タイトル争いがしたいです。可能ならば、チャンピオンシップを制覇したいです。」
理事のフーベルト・トゥルンケンポルツは、「私はピエラに同意します。チャンピオンシップがいかに難しいかを知っていますが、ある時点でタイトルが目標となります。多くの驚きが見られた今年のように予測することは不可能ですが、我々はグッドなポジションに位置し、今年優勝を挙げたミゲール・オリベイラ、ブラッド・ビンダー、ダニロ・ペトルッチの3人を起用します。」
「ミゲールとブラッドは経験を積みました。チャンピオンシップを制覇したければ、それは直ぐに達成しなければいけません。そうでなければ、決して勝つことはできません。危険な若手が複数存在します。フランコ・モルビデリ、ファビオ・クアルタラロ、ジョアン・ミル、アレックス・リンス、彼は全員が速いです。」
「どんなチャンピオンシップに関わらず、ある時点でタイトルを獲得したいです。来年のタイトル争いにチャンスが全くないと言えません。バイクは良い方向に向かって開発が進み、ポル・エスパルガロが不在の中でどうなるか見てみましょう。彼は総合2位を獲得できたかもしれませんが、我々の2人のライダーは調子が良ければ、タイトル争いをしているところを予想できます。ピット・バイラー(モータースポーツディレクター)は加入するダニロ・ペトルッチに大きな期待を寄せています」と、ピエラに同調し、参戦1年目からエース的存在だったエスパルガロ弟移籍も優勝を挙げた3人に期待した。
ファクトリーチームのレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングとサテライトチームのテック3・KTM・ファクトリー・レーシングは、2月19日からマレーシアGPの開催地セパン・インターナショナル・サーキットで開催が予定されているオフィシャルテストから活動を開始する。
初めてのアクセスですか?登録