スペインのバレンシア州で発行されている一般紙『Las Provincias(ラス・プロビンシアス)』は、最高峰クラス6年目の総合3位から6位に後退したマーベリック・ビニャーレスのインタビューを紹介。第3戦アンダルシアGPからエンジンの2号基がアロケーションから撤回され、第6戦スティリアGPのアクシデントから奇跡的に5号基が救われたが、第13戦ヨーロッパGPで1号基と4号基を撤回、6号基の投入を強いられた2020年シーズンを振り返り、2021年シーズンの期待を語った。
「ヤマハにとって非常に困難なシーズンだった。記録を打ち立て、トップからシーズンをスタート。バイクに満足していたけど、チェコとオーストリアに到着すると、僕たちにとって厳しい状況になってしまった。改善に向けたキーが見つからなかった。」
「シーズンを通じて、ほぼ2基のエンジンだけで走り続けた。限界に達していたことから、いつクラッシュするのか分からなかった。」
「ヤマハが100%の進化を果たし、全力で走ることができることを願う。2019年に戻れないことはハッキリしているけど、改善することは確かだ。新型コロナウイルス次第でテストが許されるだろう。シャーシに関しては大幅な改善が必要。比較を試みると、バイクはそれほど機敏でも難しいものでもない。戦闘力を高めるためにシャーシに焦点を合わせることになると思う。」
「(バレンティーノ・ロッシの移籍とファビオ・クアルタラロの加入により、シーズンを通じた開発の状況は)非常に異なるだろう。ポジティブなのか、ネガティブなのか見てみよう。開発が変わったことから、ポジティブだと感じている。もう少し一緒に仕事をすると意味で、ファビオと一緒に改善を試みよう。バレンティーノは、ヤマハにとって非常に重要な役割を貢献した。ピットボックスが隣で、オフィシャルライダーだから、同じような役割を続けることになるだろう」と語った。
カトリック教会において、異国への救い主(イエス・キリスト)の顕現を記念する祝日、1月6日の公現祭では、「親愛なるレジェス・マゴス(三人の賢者)、今年2021年はヤマハの歴史上、最高のバイクを僕に送ってください」というメッセージをソーシャルメディアで配信していた。
1月12日に26歳の誕生日を迎えたビニャーレスは、1月20日と21日にへレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施されるスーパーバイク世界選手権のプライベートテストに合流。ヤマハの市販車を使用し、今年最初の走り込みを予定。
ドゥカティ所属2年目となるヨハン・ザルコとテストライダーのミケーレ・ピロも市販車で参加。最終戦ポルトガルGP直前に当地で開催されたスーパーバイクのプライベートテストに参加したホンダのテストライダー、ステファン・ブラドルは、テストチームと共にプロトタイプマシンを持ち込み、今年最初のテストプログラムに取り組む予定。
— Maverick Viñales (@mvkoficial12) January 9, 2021
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