フランスのバイク専門誌『Moto Revue(モトレビュー)』は、最高峰クラス3年目を迎えるファビオ・クアルタラロが昇格したファクトリーチームで開発作業に着手、協力できることを歓迎した発言を紹介。
「昨年はファクトリーバイクを走らせていたけど、与えられたパーツに関する意見を提供することはなかった。ファクトリーライダーたちの発言を確認、または否定するだけだった。今後は僕の意見に耳を傾けてくれるだろう。マーベリック・ビニャーレスと同等にエンジニアたちに指示を与えることができるだろう。僕の長所はバイクの感触を得ることだから、とてもポジティブになると思う。僕は学び続ける。」
「必要なことは、ヤマハがテストチームを改善すること。カル・クラッチローと契約したことが嬉しい。彼は誠実で率直なライダーだから。彼と一緒にテストプログラムが確立されることを本当に願う。これは昨年僕たちが失ったことだ。」
2019年11月、最終戦バレンシアGP直後にサーキット・リカルド・トルモで開催されたオフィシャルテストでマーベリック・ビニャーレスが週末に記録されたポールポジションタイムを更新し、唯一1分29秒台に進出。初日1番手だったクアルタラロは総合2番手だった。
「パーソナルマネージャー(エリック・マヘ)と一緒に選択した。あのバイクを手に入れるために僕たちは闘ったんだ。2019年の終わりにバレンシアでビニャーレスが記録したラップタイムを見て、2021年の給料を減らしてでも、あのバイクが必要だと言った。もしかしたら、今は少し後悔しているかも。だけど、この人生は勝つ賭けもあれば、負けてしまう賭けもある。3勝を挙げたから、満足できるだろう」と、裏事情を初めて打ち明けた。
モンスターエナジー・ヤマハは、3月6日からロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されるオフィシャルテストに参加。クアルタラロはファクトリーチームからテストデビューする。
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