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11 days 前
By Motorsport.com

セパン・レーシング・チームの新たなプロジェクトは?

8月28日の時点で来季のチーム体制が未定なのは、ヤマハのファクトリーチームとサテライトチーム、新規参戦のアラムコ・レーシング・チーム・VR46の3チーム

ヤマハのサテライトチームとして、2019年から最高峰クラスに参戦するペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームは、8月5日にバレンティーノ・ロッシがシーズン末に現役からの引退を発表したことから、来季に向けて本格的に後任を探し、複数のライダーたちと接触、打診。8月26日にペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームとして活動をシーズン末に終了することを発表し、3週間後の9月16日にチームオーナーのラズラン・ラザリが中心となるプロジェクトが発表されることになった。

マレーシアのチームは2020年7月13日、フランコ・モルビデリとの間で2021年からの2年契約に合意。最高峰クラスにレギュラー参戦する22名中唯一のチーム契約として参戦。第5戦フランスGPで左膝を負傷したことから手術を受け、第9戦TTアッセンから欠場。

第9戦TTアッセンでは、スーパーバイク世界選手権に参戦するギャレット・ガーロフを招集。後半戦の緒戦を前に、第10戦スティリアGPからの3戦にヤマハのテストライダー、カル・クラッチローの起用を発表。

8月20日、ヤマハ発動機マーベリック・ビニャーレスは相互合意により即時に契約を終了。ファクトリーチームのモンスターエナジー・ヤマハは、第12戦イギリスGPにクラッチローをビニャーレスの後任に指名。ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームはペトロナス・スプリンタ・レーシングで起用するジェイク・ディクソンをモルビデリの負傷代役に抜擢。

ラズラン・ラザリは、「ジェイクが『YZR-M1』で何ができるかを示し、ポテンシャルを探求する唯一の機会となります」と将来に向けたテストを含めた起用であることを示唆。

当初、ヤマハ発動機、ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム、クラッチローの契約はモルビデリが復帰するまでの3戦。仮にイタリア人ライダーが第13戦アラゴンGPで復帰できない場合、複数のメディアは中量級に起用するチャビ・ビエルゲを起用すると報道。ディクソンに提供した機会をビエルゲに提供する可能性を示唆。

一方で、ヤマハとの間で3戦に参戦することで合意していたクラッチローは、ホームグランプリの開催前日に「何戦に参戦するのは分かっているけど、そのことに関しての発言は控える。テストライダーとしての契約が快適であり、タイムリーに参戦しなければいけない場合には合意できるが、それがノーマルとなることは望まない」と発言。

モンスターエナジー・ヤマハは、ビニャーレスの後任を探す必要があり、複数のメディアは、モルビデリが指名され、来季を待たず、負傷からの復帰と同時にファクトリーチームに昇格する可能性を報じた。

モルビデリはペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームとの間で2年契約を締結していることから、来季にせよ、シーズン途中にせよ、ヤマハ発動機を含めた三者間での合意が必要。

モルビデリがファクトリーチームに昇格する場合、来季は新たに2人を起用する必要があり、ディクソンには実戦で能力を示す機会が与えられ、ビエルゲにもその可能がある。

ペトロナス・スプリンタ・レーシングに所属する2人と共に来季の候補に挙げられるのはダーリン・ビンダー。11戦オーストリアGP後にチェコのブルノ・サーキットを訪れ、競技規則により、プロトタイプマシンを使用することができないことから、ヤマハの市販車を試乗する機会を提供。同チームが中量級と軽量級で起用する4人のうち、ビンダー弟だけが来季末までの2年契約を締結している。

スペインのスポーツ紙『MARCA(マルカ)』は、チームは既に19人のライダーたちと接触。レミー・ガードナーラウール・フェルナンデェスはKTMとの間で契約を更新し、最高峰クラス昇格が決定。トプラック・ラズガットリオグルギャレット・ガーロフはヤマハとの間でスーパーバイク世界選手権に継続参戦することで契約を更新。アウグスト・フェルナンデェスはレッドブル・KTM・アジョとの間で合意し、サム・ロウズは所属するエルフ・マーク・VDS・レーシング・チームから継続参戦する可能性が高く、最高峰クラスの昇格に向けて売り込んでいたジョー・ロバーツはイタリトランス・レーシング・チームに残留する方向。ダニロ・ペトルッチはKTMとの間で他のチャンピオンシップに転向することで調整中。中量級に復帰する選択が100%ないと断言したイケル・レクオナはスーパーバイク世界選手権への転向を模索。

来季の体制がまだ発表されていないアラムコ・レーシング・チーム・VR46と中量級のスカイ・レーシング・チーム・VR46のチームマネージャー、パブロ・ニエトは、第12戦イギリスGPの初日に予定通りであることことを説明し、マルコ・ベツェッキが最高峰クラスに昇格、チェレスティーノ・ヴィエッティが中量級に継続参戦することを示唆。

ここに来て有力候補に挙げられているのが参戦を休止したアンドレア・ドビツィオーソ。『motorsport.com』は、個人マネージャーのシモーネ・バッティステーラが来季からの参戦だけでなく、モルビデリがシーズン途中にファクトリーチームに昇格する場合を含めた交渉をチームの幹部たちと数週間前に進めていると報じ、新たに立ち上がるチームのタイトルスポンサーはイタリア人ライダーを希望していると説明。

バレンティーノ・ロッシは、第12戦イギリスGPの開催前日に「チームメイトとしてドビが起用されることになれば、とても嬉しい。僕たちは長年ファイトしてきて、良好な関係がある」と発言。

ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで予定する次回のテストまで、ドビツィオーソをテストライダーとして起用するアプリリア・レーシングの最高経営責任者マッシモ・リボラは、スペインで生中継と動画を配信する『DAZN(ダゾーン)』のインタビューにも応え、「マーベリックがドビと一緒にテストを実施します。アンドレアがヤマハに行くのか、我々と仕事を続けるのか見て行きましょう。彼はアプリリアと共に良い仕事をしました。我々のドアは彼のために開いています」とドビツィオーソに関して言及。

新チームでもラズラン・ラザリの右腕としてチームを指揮するチームディレクターのヨハン・スティグフェルトは、第12戦イギリスGPの初日に国際中継のインタビューに応え、「ホームグランプリで『MotoGP™バイク』に初めて乗ることは大変な作業ですが、ジェイクは過去2年間で能力と強さを証明しました。コンプリートライダーです。昨年は速かったですが、今年は計画通りに進んでいません。彼は大型バイクに慣れています。彼にチャンスを提供することは素晴らしいことです。」

「今は将来に向けて、ライダーたちを評価していることから、何も言うことはできません。確かにダーリンは興味深いライダーの1人ですが、現時点で合意も契約も至っていません。近日中に我々の計画を発表します。ドビに関しても同じです。我々はオプションを検討しており、我々自身のために発言を控えます」と状況を説明。

2日目には、ラズラン・ラザリがイタリアの放送局『Sky Sports』のインタビューに応え、「我々は可能な限りのベストライダーを望み、その可能性を理解するように努めています。アイデアは、ヤングライダーを起用することですが、1人のヤングライダーと1人の経験豊富なライダーの組み合わせも検討し、その1人がアンドレアになるかもしれません。チームのバランスを図るという仮説です」と説明。

2週間後の第13戦アラゴンGP前に何らかの発表があり、3週間後の第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの開催前日には新たなプロジェクトが発表される。

 

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