好天候に恵まれた中、ド・プニエとバルベラを除く15人がテストを実施。シモンセリが最速タイムを刻めば、ロレンソ、ストーナー、クラッチロー、ロッシが続き、ペドロサとバウティスタは昼前にテストを切り上げた。
MotoGPクラスのオフィシャルテストは2日、エストリルで行われ、マルコ・シモンセリがトップタイムをマークした。
気温22度。路面温度33度のドライコンディションの中、決勝レースではオープニングラップに転倒を喫したシモンセリだったが、クラッチのセッティングを中心にテストプログラムを消化。週末のパフォーマンスを継続するように、1分36秒台を最多の6回記録。1分36秒211の1番時計を記録した。
チームメイトの青山博一は、レースのデータを参考にセッティングを進め、73ラップを周回。1.821秒差の11番手だった。
1‐3‐4フィニッシュを決めたレプソル・ホンダは、レースセッティングを中心にテストプログラムを進めると、フロントフォークをテストしたケーシー・ストーナーが1分36秒台を3回記録。16時前にテストを終了したが、3番手に入った。
今季初優勝を飾ったダニ・ペドロサは、ニュークラッチをテスト。17ラップを走り、12時前にテストを切り上げれば、アンドレア・ドビツィオーソもニュークラッチをテストした。
ブレーキングの際の安定性を追求したトニ・エリアスは、サスペンションとジオメトリーを見直し、最多の108ラップを周回した。
ヤマハ勢では、ポールポジションから2位を獲得したホルヘ・ロレンソが、サスペンションと電子制御をテスト。91ラップを走り、1分36秒台を最多の6回記録。0.105秒差の2番手だった。
チームメイトのベン・スピースは、新しいスイングアームとサスペンションをテスト。サテライト勢のカル・クラッチローはライディングスタイルに合ったセッティングを追求して、1分36秒台を4回記録。自己最高位の4番手に進出すると、コーリン・エドワーズは、レースセッティングを詰め、5番手に入った。
ドゥカティ勢のバレンティーノ・ロッシとニッキー・ヘイデンは、レースで使用したシャーシと今回のテストのために投入された改良シャーシを比較テスト。82ラップと89ラップを周回した。
転倒で左肘を痛めているカレル・アブラハムは、リアグリップを追求すれば、ロリス・カピロッシは、レースセッティングを詰めた。
決勝レースで左膝の激痛に耐えたランディ・ド・プニエは、明日3日フランス・ニースで精密検査を受けるために、テストをキャンセル。ハードクラッシュを喫したエクトル・バルベラは、腰椎の一部にひびが入ったことから、医師団の指示に従い、休養を取ることを決めた。
左脚大腿骨骨折から復帰したアルバロ・バウティスタは、サスペンションのテストを実施するために数ラップを走行した後、テストライダーの青木宣篤にバトンタッチ。電子制御を中心にプログラムを続けた。
2011年ポールポジションタイム: 1分37秒161
2011年レースファーステストラップ: 1分37秒629
サーキットレコード: 1分36秒937
サーキットベストラップ: 1分35秒715
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