成績不振により、周囲から重圧がかかる中、ウェットコンディションで復調を感じさせる走りを見せ、今季のベストリザルトを獲得した。
LCR・ホンダのトニ・エリアスは、第6戦イギリスGPの決勝レースで、14番グリッドから8位。今季最高位のリザルトを獲得した。
前戦カタルーニャGPでHRCから2011年型シャーシが投入されたが、キャリアで最悪の1レースとなったことを反省すると、フリー走行2で10番手に進出。重量をリアに移動させるなど、大きな変更が功を奏して、今シーズン最高の出だしとなった。
公式予選では転倒が影響して、2戦連続の14番グリッドだったが、新しいサスペンションリンクを使用して前進したことを確認。
決勝レースでは、オープニングラップで8番手に浮上。序盤10番手まで後退したが、単独走行でポジションを維持。ウェットコンディションで復調を感じさせる走りを見せた。
「トップ10でフィニッシュするために、ウェットレースになることを願っていた。まだ、セッティングと格闘しているところだから、ドライでは同じポジションで終えることが出来ない」と、まだまだ厳しい状況であることを説明。
「ポイントを稼いだから、チームと僕にとって、ポジティブな週末となった。ロッシ、アブラハムと一緒にもっといいポジションをバトルできることは分かっていたけど、序盤にヘルメットの問題で、視界が良くなく、2度ほどバイザーを開けなければいけなかった。14番グリッドからグッドなスタートが切れたけど、1コーナーでふくらんでしまった。運よく、レースを続けるために、コースに戻ることができた。」
ウェットレースとなったヘレスに続き、今季2度目のシングルフィニッシュを決めたエリアスは2週間後、昨年のMoto2クラスで6番グリッドから2位を獲得したTTアッセンに挑戦する。
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