ポイントリーダーのストーナーが母国グランプリで、ポールポジションから独走優勝。26歳の誕生日に2度目タイトルを獲得。ホンダが2006年以来となるコンストラクター部門のタイトルを奪回すれば、シモンセリ、ドビツィオーソ、ペドロサが続き、ホンダが800ccクラスで初のトップ4独占を達成した。
第16戦オーストラリアGPの決勝レースは16日、フィリップアイランド・サーキットで行われ、ケーシー・ストーナーが優勝。2011年シーズンのチャンピオンに輝いた。
気温14度。路面温26度のドライコンディションの中、ポールポジションのストーナーは、スタートから主導権を握ると、2度雨による白旗が振られる状況の中でレースをコントロール。
独走で、ホームレース5連覇を達成。今季9勝目を挙げ、800ccクラス元年となった2007年以来となる2度目のタイトルを獲得。
同時に、2006年以来となるコンストラクター部門のタイトルをホンダにもたらした。
2番グリッドのマルコ・シモンセリは、2ラップ目にポジションを奪回すると、終盤は4番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソとのバトルを展開。最終ラップの攻防に競り勝ち、自己最高位となる2位を獲得。ドビツィオーソは、今季6度目の表彰台を獲得し、ホンダが第11戦チェコGP以来の表彰台独占に成功。
6番グリッドのダニ・ペドロサは、スターティンググリッドの上位陣の中で唯一ソフトタイヤを選択。4位に入ったことから、ホンダが2003年10月の第14戦マレーシアGP以来、112戦ぶりとなるトップ4独占を達成した。
7番グリッドのコーリン・エドワーズは5位。9番グリッドのランディ・ド・プニエは、今季最高位の6位。
5番グリッドのニッキー・ヘイデンは、6番手走行中のラスト4ラップに、ウェット用にセットアップされたマシンに乗り換えて7位。トニ・エリアス、ロリス・カピロッシ、カレル・アブラハムがトップ10入り。
最高峰クラスで初の1列目となる3番グリッドからスタートしたアルバロ・バウティスタは、5番手走行中のラスト4ラップに転倒。2戦連続して上位進出を前に、転倒リタイヤを喫した。
11番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、スタートで7番手に浮上。14ラップ目に5番手に浮上した直後に転倒。2戦連続のリタイヤを喫した。
10番グリッドの青山博一は、カル・クラッチローと8位争いを展開中のラスト5ラップに接触転倒。第5戦カタルーニャGP以来となる今季2度目のリタイヤを喫した。
ホルヘ・ロレンソは、ウォームアップ走行で転倒した際に左手薬指を負傷。ベン・スピースは、公式予選の転倒により、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの両雄が決勝レースを欠場。2人の欠場により、スターティングが変更された。
エクトル・バルベラの負傷代役、地元出身のダミアン・カドリンは、フリー走行3の転倒により、ウォームアップ走行と決勝レースをキャンセル。
チャンピオンシップは、ポイントリーダーのストーナーが、ランク2位のロレンソに65ポイント差を広げ、タイトル争いに終止符を打ち、ホンダがコンストラクター部門でタイトルを獲得。
チーム部門は、レプソル・ホンダがヤマハ・ファクトリー・レーシングに76ポイント差のアドバンテージを広げた。
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