#StatAttack: 2016年クラッシュレポート

史上最多となる1062回の転倒数を記録。最多転倒は30回を記録した中量級のサム・ロース。

2016年のチャンピオンシップは、シーズン全18戦で史上最多となる1062回の転倒数を記録。特に最高峰クラスで過去最高となる288回の転倒を数え、ライダー部門では、中量級で総合5位に進出したサム・ロースが史上最多となる30回を記録した。

年間転倒数は初めて3桁を突破して、1062回を記録。2015年(全18戦)の976回から86回、2006年(全17戦)の647回から415回増加。

2016年: 1062回
2015年: 976回
2014年: 981回
2013年: 853回
2012年: 905回
2011年: 894回
2010年: 825回
2009年: 642回
2008年: 876回
2007年: 672回
2006年: 647回

カテゴリー別では、共通ソフトウェアが供給され、オフィシャルタイヤサプライヤーが変更された最高峰クラスが昨年の215回から大きく転倒数を伸ばし、10年前の2006年と比較すれば、約3倍に増加したが、中量級と軽量級は昨年とほぼ同じ転倒数を記録。

最高峰クラス
2016年: 288回(18戦) / 1戦平均16回
2015年: 215回(18戦) / 12回
2014年: 206回(18戦) / 11.4回
2013年: 205回(18戦) / 11.4回
2012年: 186回(18戦) / 10.3回
2011年: 157回(18戦) / 8.7回
2010年: 134回(18戦) / 7.4回
2009年: 104回(17戦) / 6.1回
2008年: 154回(18戦) / 8.6回
2007年: 117回(18戦) / 6.5回
2006年: 98回(17戦) / 5.8回

中量級
2016年: 364回(18戦) / 20回
2015年: 352回(18戦) / 20回
2014年: 408回(18戦) / 22.6回
2013年: 344回(17戦) / 20.2回
2012年: 371回(17戦) / 21.8回
2011年: 421回(17戦) / 24.8回
2010年: 390回(17戦) / 22.9回
2009年: 234回(16戦) / 14.6回
2008年: 259回(16戦) / 16.2回
2007年: 256回(17戦) / 15.1回
2006年: 235回(16戦) / 14.7回

軽量級
2016年: 410回(18戦) / 23回
2015年: 409回(18戦) / 23回
2014年: 367回(18戦) / 20.3回
2013年: 314回(17戦) / 18.5回
2012年: 348回(17戦) / 20.5回
2011年: 316回(17戦) / 18.6回
2010年: 301回(17戦) / 17.7回
2009年: 304回(16戦) / 19回
2008年: 463回(16戦) / 27.2回
2007年: 297回(17戦) / 17.5回
2006年: 314回(16戦) / 19.6回

サーキット別では、フィリップアイランドが最多の90回。ツインリンクもてぎは、2年連続の71回から84回に増加。ムジェロと開催日程に復帰したレッドブル・リンクは34回だった。

フィリップアイランド: 90回 (2015年-47回)
ツインリンクもてぎ: 84回 (71回)
ザクセンリンク: 81回 (65回)
アッセン: 79回 (39回)
セパン: 69回 (47回)
シルバーストン: 68回 (79回)
ルマン: 68回 (78回)
ヘレス: 63回 (59回)
ミサノ: 55回 (60回)
バルセロナ-カタルーニャ: 53回 (51回)
ブルノ: 51回 (59回)
バレンシア: 49回 (52回)
ロサイル: 48回 (39回)
モーターランド・アラゴン: 47回 (44回)
テルマス・デ・リオ・オンド: 45回 (25回)
オースティン: 44回 (71回)
レッドブル・リンク: 34回
ムジェロ: 34回 (44回)

コーナー別では、フィリップアイランドのヘアピン、4コーナー(右)が最多の32回。テルマス・デ・リオ・オンドの1コーナー(右)とツインリンクもてぎの9コーナー(左)が20回、ルマンの7コーナー(左)、バルセロナ-カタルーニャの10コーナー(バックストレートエンドの左)、ザクセンリンクの8コーナー(左)、セパンの9コーナー(左)が17回を記録。全265のコーナーで転倒数が0だったところはなかった。

ライダー別では、ロースが最多の30回。全18戦に参戦した中で、リビオ・ロイが最小の2回。最高峰クラスでは、マルク・マルケス(17回)、ホルヘ・ロレンソ(11回)、ダニ・ペドロサ(10回)ら、14名が当クラスで最多の転倒数を記録した。

最多転倒数
サム・ロース: 30回
ガブリエル・ロドリゴ: 27回
カル・クラッチロー: 26回
ジャック・ミラー: 25回
アクセル・ポンス: 21回
ニッコロ・アントネッリ: 21回
ジャビエル・シメオン: 20回

最小転倒数
リビオ・ロイ: 2回
ヤコブ・コーンフィール: 3回
バレンティーノ・ロッシ: 4回
イサック・ビニャーレス: 4回
ボ・ベンスナイダー: 4回
マーベリック・ビニャーレス: 5回
ハーフィス・シャハリン: 5回
ロビン・ムルハウス: 5回
ブラッド・ビンダー: 5回
Sam Lowes, crash