アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニのアレイシ・エスパルガロは、前戦カタールGPの決勝レースで燃費の問題で19位に後退することを強いられたが、昨年他車に後方から激突して転倒リタイアを喫したテルマスデ・リオ・オンドに乗り込んで来ると、初日は12番手と10番手。
ジオメトリーに問題があり、快適に走れないことを訴えていたが、ホイールベース(前輪軸と好輪軸の距離)とシートの高さを変更すると、旋回性が改良され、グリップが高まり、公式予選1で今季最初の1番手に進出。
ウォームアップ走行で7番手だった後、3列目7番グリッドからスタートした決勝レースは、1ラップ目にイン側から進入して来たダニロ・ペトルッチと接触して13番手に後退。6ラップ目に19番手。9ラップ目にイン側から進入して来たマルク・マルケスと接触。14ラップ目にリタイアを決断した。
「スタート後の2コーナーでペトルッチに押し出されてしまった。マルケスの接触と同じ、いやそれ以上かもしれない。マルケスのペナルティは正当だと思う。ハードに突っ込んで来た。これはレースで起こることで、ペルナティを課せられた。それで良いけど、もっとハードだったペトルッチの追突に対しては、ペナルティが課せられなかったのは正当ではない。」
「率直にすごく良い感じがあったけど、スタートから低速回転からの加速で、スロットルのレスポンスがストレンジだった。それ以外のフィーリングは最高で、キャリアで初めてウェットパッチを問題なく処理することができたけど、ペトルッチ、マルケスとの接触でものごとが悪くなってしまった。重要なポジションを争うことができる手応えがあった2戦で、連続して0ポイントで終わってしまったから、喜ぶことはできない」と、リタイアの原因を説明した。
マルク・マルケスとアレイシ・エスパルガロの接触
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