ドゥーハン「マルケスとロレンソは結婚する必要はなし」

９４年から５年連続して５００ｃｃクラスを制覇したレジェンド、ミック・ドゥーハンは、スペインの首都マドリード市内のレプソル社本社で開催され、９５年から９９年まで所属したレプソル・ホンダのチーム発表会に出席。メディアからドリームチームと呼ばれるマルク・マルケスとホルヘ・ロレンソの体制に関して、私見を語った。

「実際にシーズンが始まる前にドリームチームだと見出しを付けるメディアは、今回が初めてではありません。マルケスは肩、ロレンソは手に問題を抱えることから、まずは怪我から回復し、万全な体調に整えることを望みます。技術面に関しては問題がないことから、彼らが復調すれば、タイトル争いにおいて、ヤマハ勢、ドゥカティ勢を苦しめることは明白です。」

「史上最高のベストチーム？彼らには素晴らしい歴史がありますが、ガードナー＆ローソン、ローソン＆レイニーのチームが存在していたことを思い出す必要があります。」

「彼ら２人の間には、シーズン中、特にタイトル争いが展開されると緊迫した時期が訪れるでしょう。彼らの性格が原因で衝突するかもしれませんが、全員が一緒にプッシュするサッカーチームでないことから、結婚する必要はありません。この結成で最も有益を受けるのは、レプソル・ホンダだと思います」と、チーム内で摩擦が生じることは通常なことだと説明した。