レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、第13戦サンマリノ・リビエラ・ディ・リミニGPの公式予選でポールポジションタイムから0.477秒差の5番時計。明日の決勝レースを第8戦TTアッセン以来今季2度目の2列目から迎える。
初日に2番手と3番手に進出した後、2日目はフリー走行3で4番手。レースシミュレーションとなるフリー走行4は、14ラップ目の8コーナーで今季8度目の転倒を喫したが、フロントにハードタイヤ、リアにミディアムタイヤを装着して、1分33秒台を7回記録して今季33度目の1番手に浮上。
「僕はバレンティーノに対して腹を立っているわけではない。まだ何が起こったのは解らない。何をしようとしていたのか意図が解らないけど、理解したくない。これは重要なこと。理解しようとすると、どちらかを選ばなければいけない。当然、予選のラストラップで2人ともプッシュする。」
「ハッキリさせたいのは、今回は(スリップストリームを使用するために)誰かを待っていなかったということ。ボックスから単独でコースに飛び出したら、彼はバックストレートで誰から待っていたのか、低速で走行していたから、僕たちは出くわした。あの時点の予選順位は、僕は彼の前に位置していたから、僕は直ぐにプッシュする意志はなかった。最終ラップが始まり、2人とも速く走っていた。」
「カギは6コーナー。ビデオで観たけど、彼はグリーンゾーンをタッチしたから、あのラップがキャンセルされた。あの後、彼はあまり速くなかった。僕は速く走り、バックストレートで抜くことができた。あのオーバーテイクは普通のオーバーテイクだった。その後、ビデオで観たけど、僕はグリーンゾーンをタッチしていた。バイクの上ではタッチしたか、タッチしなかったのか疑問を持っていたから、プッシュを続けた。」
「そして、14コーナー。あのスピードでコーナーを曲がるのは不可能。意図は彼に聞かないと解らないけど、何とか転倒を回避することができたのは幸運だった。接触はなかった。」
「あの後のジェスチャーは、彼に謝罪を表したものではない。何か起こったのか分からなかったから、あのように振る舞った。」
「これは僕の争いではない。僕のバトルはハッキリしている。チャンピオンシップだ。」
「レースで同じことが起こるとは思わない。2、3秒ほどタイムロスしてしまう。最終ラップだったら、もしかしたら同じことが起こるかもしれない。それは最終ラップだから。」
「テレビで観たように、あのオーバーテイクを説明する必要はない。もしかしたら、オーバーテイクをしようとして、ミスを犯してしまい、ワイドになってしまったと言うかもしれない。今回は上手くリアクションを起こして、転倒を回避することができた。」
「僕の意思は、何も考えないこと。考えると悪いことを考えてしまうから、何も考えない。チャンピオンシップのことだけを考える。今回は接触を回避、転倒を回避したことが大切。来週には次戦が控えている。今はちょっとした転倒、小さな怪我が大きく影響してしまうかもしれない」と、衝突寸前だったアクションを説明し、タイトル獲得に集中することを強調した。
マルケス「あのオーバーテイクは少しストレンジだった」
ロッシ&マルケス~ロッシ車の車載映像
ロッシ&マルケス~衝突寸前のタイムアタック
ロッシ&マルケス~トラックリミット
QP - P.5#SanMarinoGP pic.twitter.com/9PuK2j0MQX
— Marc Márquez (@marcmarquez93) September 14, 2019
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