ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームのファビオ・クアルタラロは、総合3番手に進出した今年2度目のオフィシャルテスト後、出身地のフランスを経由して、活動の拠点アンドラに移動。開幕戦カタールGPのキャンセルが決定した後も当地に滞在してトレーニングを継続している。
「もちろん、コロナウイルスに関連した全てのことは大きな問題だけど、僕自身としては、最も重要なことは健康な状態を保ち、100%の体調を維持すること。フィジカルトレーニングを継続できるけど、あのスピードは唯一だから、もう一度適応し、感覚を取り戻す必要がある。もちろん、2か月間も空いてしまうのは辛い。」
「僕自身はいつでも走る準備ができている。プレシーズン中に持久力、モトクロス、フラットトラックのトレーニングを多く積んだ。ロードも少し走ったから、この期間中もこの良いトレーニングを続けたい。」
「20年型はポテンシャルが高い。僕たちがバイクに適応する必要があるけど、大きな違いはない。ファクトリーマシンだ。マーベリックとバレンティーノと全く同じ状態から始められる。」
「ホールショットデバイスは、僕たちにとって重要なシステムだけど、カタールで数回しか使用できなかったから、スタート練習を繰り返す必要がある。バイクの限界、0から時速100km、時速200kmにどのくらいで到達するのかを知るために経験を積む必要があるけど、助けとなることは確か。だから、多くのファクトリーが試している。」
「僕たちは準備万端。100%準備が整っていて、シーズンをスタートさせることがポジティブだった。マルクは体調が100%ではなかったけど、もしカタールでレースが開催されていたら、間違いなく上位に進出していただろう。ホンダはカタールのテストで少し苦しんでいたようだった。この延期が彼らにとって有益となることは確かだけど、僕のチームとファクトリーもこの期間を利用して仕事を進めることができる。」
「タイトル獲得の最初のチャンスにできないだろうか?僕はグッドなチームと共にファクトリーマシンを走らせる。集中しなければいけない。チャンピオンシップをファイトするために完璧な準備が整っていないと言ったけど、もちろん、僕は全力を尽くす。」
「僕はカード遊びのためにいない。グッドなレースをするためにここにいるんだ。シーズンのスタートとバイクのフィーリング次第だけど、グッドなリザルトを獲得できるかもしれない。もしかしたら、チャンピオンシップでグッドなポジションを争えるかもしれないけど、今年は21年への移行期間ではない。」
最高峰クラス2年目を迎える20歳のフランス人ライダーは、オープニングレースとなるスペインGPに向けて、トレーニングを継続する。
アンドラで待機中のディアブロ
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