
ドルナスポーツは23日、国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟、モータースポーツ製造者協会と共に、新型コロナウイルスが原因による最高峰クラスの開幕戦カタールGPキャンセル及びシーズンスタートの遅れにより提起された技術的な承認に関して、エンジンはシーズンを通じて、コンセッションの優遇が与えられるKTM及びアプリリアを除き、同じ仕様でなければいけないことを説明。
エアロボディ(フェアリング)に関して、1人のライダーがシーズンに使用できるのは、2つタイプに制限され、承認が必要であることも発表した。
通常は、開幕戦の木曜にエンジンのスペック及び2タイプのフェアリングの検査が実施され、承認されるが、今年はカタールGPがキャンセルとなったことから、検査及び承認が可能ではなかった。しかし、カタールGPはシーズンのスタートであることから、ホモロゲーションの規則が適用される。
毎年、シーズンに使用するエンジンの仕様は、コンセッションの優遇を受けるファクトリーを除き、変更が許可されず、各ライダーは、最初のフェアリングの承認を受けなければいけない。
国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟、モータースポーツ製造者協会、ドルナスポーツは平等と公平性を理由に、ホモロゲーションは可能な限り早く、リモートで、デジタルに実施する必要があることに合意。
通常の状況では、ファクトリーは2つのオプションがあり、1つは、エンジンパーツのサンプルをリストとして運営者に提出し、シーズン中に使用されるエンジンと比較して変更が実施されていないことを確認する。もう1つは、デジタル図面の提出。通常、各ファクトリーは完全なサンプルエンジン、またはエンジンに含まれる全てのパーツのサンプルを提出することを選択する。
異なるエンジン、例えば、インディペンデントチームに所属するライダーが過去のシーズンのエンジンデザインを使用する場合には、ファクトリーは各サンプルを提出する必要がある。
ホンダは、カタールで全てのエンジンパーツのサンプルを提出した唯一のファクトリーであり、例外となる。他のファクトリーは、状況により、カタールで提出できなかったが、エンジンのサンプルを運営者に発送。シーズンの緒戦の際にサンプルと一致するか確認する必要がある。
各ライダーが使用する最初のフェアリングのデジタル図面も提出が必要であり、技術規則に記載されている制限内であれば、承認されなければいけない。
ホモロゲーション&スクルーティニアリング
初めてのアクセスですか?登録