
チーム・スズキ・エキスターのジョアン・ミルは、出身地のマジョルカ島を離れ、活動の拠点アンドラで待機。バイクを使用した通常にトレーニングが制限されているが、フィジカルトレーニングに集中し、徹底した身体面の強化に努めている。
「新型コロナウイルスの世界的な流行と多くの人たちに影響を及ぼしていることに驚きを感じる。全ての人たちに起こっていることが本当に悲しいし残念。1日中ではないけど、状況を少しでも理解しようとニュースをチェックするようにしている。あまり執着したくないけど、注意深く状況を監視したい。専門家を信じ、彼らが最善の決断を下すだろう。僕たちができることは団結すること。」
「僕としては、普段の生活を続けることに努めているけど、制限があるから、ライダーとして、以前のようなトレーニングができない。バイクに乗ることができないけど、自宅の小さなジムでトレーニングを続ける。辛抱強く、1日1日を過ごすように心掛けている。」
「現時点で影響は全くないけど、例外は緒戦のキャンセルや数戦の開催延期、そして、そのことによって生じることが心配だった。何よりも健康が最も大切なこと。そのことをハッキリしなければいけない。昨年見舞われたブルノでのアクシデントが経験となり、健康の大切さを学んだ。健康でなければ何もない。名声やお金などは二の次であって、結局のところ、スポーツはショーであり、それだけのこと。しかし、健康と家族は、どんな人生においても欠かせないものだ。」
「率直にカタールでレースがしたかった。シーズンのスタートに向けて集中していたから、初めてキャンセルと聞いたときは簡単ではなかった。人生で最も好きなことができないと突然言われたときには、頭の中が混乱してしまい、収めることが難しかったけど、直ぐに状況の深刻さに気づき、落ち着きを取り戻した。辛抱することは非常に重要であり、精神面、身体面も可能な限りに強くなることが許されるルーチンに戻る必要があった。」
「バイクを使用したトレーニング以外は何も変わっていない。身体面を強化するトレーニングを積んでいるところ。身体面、精神面の能力を向上する絶好の機会となり、時間を費やしている。」
「僕の人生はレースへの準備に向けて集中していて、多くの時間を家で過ごしているから、劇的な変更はない。バイクは僕を夢中にさせてくれるから、正直複雑な心境だけど、トレーニングを楽しみ、映画やドラマを観て、リラックスしている。」
「開催日程の変更に関しては、あまり考えないように努めている。ものごとは日々変わってしまうし、新型コロナウイルスによる状況が悪化している。僕はドルナが素晴らしい仕事をしていることを知っているし、彼らの状況管理を信頼している。この状況が1日も早く終わり、普通の生活に戻り、バイクに乗れることを願う。」
「タフなシーズン終盤となるだろう。各レースを最大限に活かさなければいけない。レース間の休息時間は僅かとなり、精神面の視点から特に厳しくなるだろう。身体面は管理ができるけど、精神面は全員にとってテストとなる。しかし、スポーツは二の次。最終に健康に対して焦点を当てなければいけない。」
「絶望しないでほしい!これがファンへのメッセージ。僕たち全員は非常に困難な時期を過ごしている。今、最も重要なことは、新型コロナウイルスと闘って、封じ込めること。この闘いに勝てば、僕たちはもう一度フルスロットルで走る。誰もがかつてないほどにバイクを楽しむことができるだろう」
フル参戦5年目、最高峰クラス2年目となる20年シーズンに向け、22歳のスペイン人ライダーは活動の拠点アンドラでフィジカルトレーニングを継続中。
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