ドゥカティ・チームのダニロ・ペトルッチは、新型コロナウイルスの感染拡大阻止により外出制限が発令されている中、滞在先のイタリア・テルニからオフィシャルウェブのインタビューに応え、現状の生活、開幕戦の開催地になる予定だったカタールでのオフィシャルテスト、20年シーズンの目標を語った。
「自宅で過ごす時間が長く、友人たちに会えないのは、理想的な状況ではないけど、現状では問題を一緒に解決するための唯一の手段。政府からの指示に従って家に留まることで、お互いに助け合うことができる。状況は厳しいけど、もし耐えることができれば、改善されるだろう。」
「この時期を利用して、昨年のバレンシアで負傷した肩と問題を抱えていた足を回復するために、自宅でリハビリと軽めのトレーニングに取り組み、ダイエットにも細心の注意を払っている。チームメイトのアンドレアとは頻繁にメッセージを送り、連絡を取り合っている。今は不運にもバイクに乗れないから、一緒にモトクロスやトレーニングができないのが寂しい。」
「とても満足感を得て、カタールのテストを締め括った。レース周回数の22ラップを完璧にシミュレーションした数少ないライダーの1人だったことも嬉しい。バイクは昨年型からの進化型だけど、大きな違いはミシュランから今年準備されたタイヤ。バイクのセットアップとライディングスタイルを適応しようと多くの作業に取り組んだ。」
「今年はドゥカティ・チームから2年目。そのことを誇りに思う。昨年よりもパフォーマンスを向上させたい。19年は初優勝を挙げ、ラスト2戦まで総合3位を争った。今年はシーズンを通じて、この争いを維持したい。今シーズンは全員にとってサプライズとなるだろう。特にシーズン終盤は非常にタイトな日程となり、精神面、身体面をしっかり整えなければいけないから今は休息が必要だ。」
フル参戦9年目を迎える29歳のイタリア人ライダーは、自宅待機を利用して、怪我の治療と体調管理を目的とした食事療法を続けている。
ロックダウンライフ~ダニロ・ペロツッチ
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