『FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™ワールドカップ)』は、新型コロナウイルスの感染拡大が原因で予定されていたヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでのオフィシャルテストと開幕戦スペイン・ヘレス大会が延期となったが、ドルナスポーツは20年シーズンの開催が最優先事項であり、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)、国際ロードレーシングチーム連盟(IRTA)、ワールドカップのパートナーたちとの間で開催に向けた取り組みが再確認され、『MotoGP™世界選手権』の併催として、欧州で複数のレースの開催を目指すことを発表。
開催2年目の20年シーズンは、開催元年から限界をさらに押し上げ、3月10日から3日間、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施された今年最初のオフィシャルテストでは、エキサイティングなレースが約束されるパフォーマンスが確認された。
スピード
エレクトリックバイクを供給するエネルジカは『エゴコルサ』のトルクを増加させ、タイヤを供給するミシュランは新しいリアタイヤを投入。フロントフォークのセットアップも改善されたことから、ラップタイムが19年よりを約1秒半更新。
耐久性
タイトルスポンサーのエネルから参戦2年目に向けて新型のバイクチャージャーが導入されることから、サイティングラップ後にグリッド上で充電が可能となり、レース周回数の1ラップ増加が決定。新型のバッテリー冷却システムにより、ライダーはフルパワーを頻繁に長く楽しめることが許されることになった。