チーム・スズキ・エクスターは6日、メディア向けにオンラインによるプレスカンファレンスを開催。2日に21年と22年の契約更新を発表したジョアン・ミルが滞在先のアンドラからジャーナリストたちの質問に答え、契約更新の理由、最高峰クラス2年目の期待、20年型プロトタイプマシンの戦闘力を語った。
契約更新
「セパンのテストの時から、契約を更新することは分かっていた。契約更新には複数の理由があり、2年間では仕事を終わらせることができない。1年目の昨年は経験を積み、2年目の今年はポテンシャルを発揮し始める期間だから、契約を更新した。」
「複数のオファーが届いていたことを知っていたけど、スズキでの仕事が終わっていないから、他のメーカーとの間で交渉はなかった。他のメーカーに移籍することで、時間を失いたくなかった。僕はスズキをトップに押し上げたい。」
チームナンバーワンライダー
「アレックスがナンバー1ではないと考えたい。少なくても今のところは。昨年は適応と結果からそうだったけど、僕はそう思わない。スズキもそうだと思う。ケビン・シュワンツがしたように、スズキを相応しい場所に持って行くことが僕たち2人の仕事だ。」
「アレックスにもう少し接近したい。幾つかのレースでは、彼の前に出たい。僕がアレックスをプッシュすれば、彼のパフォーマンスが上がる。彼が僕をプッシュすれば、僕たちはお互いに成長する。幾つかのサーキットだけでなく、全てのサーキットに対して、より強固なバイクに仕上げたい。」
スズキ機の戦闘力
「最もバランスが取れたバイクだと思わない。人々はアイデアなしに発言するけど、全てのバイクを試さずに裁くことはできない。スズキ機はヤマハ機よりもアグレッシブで、独特な扱い方が要求される。全てのライダーたちがスズキの1年目は苦戦するけど、2年目にはグッドなリザルトを獲得していた。他機の方がよりナチュラルで、適応しやすい。」
マシン開発の凍結
「僕の決断に影響はなかった。既にグッドなベースに仕上がっていることから、僕たちにとってグッドなニュース。テストを通じて、20年型のパッケージはすごく良く走ることを確認した。他機は僕たちのバイクより劣るから、アドバンテージがあるけど、データと電子制御で改善されるだろう。」
弱点克服
「プレシーズンを通じて弱点を改善した。僕の走り方はアグレッシブだから、タイムを失ってしまった。その修正が必要で、よりスムーズに走るようにテストで取り組んだけど、ブレーキングのようにアグレッシブが必要なところでは維持しなければいけない。慣れるのに1年が必要だった。テストでのもう1つの目標は常にトップ5に進出することだった。そこそこやれたけど、今は毎日バイクに乗れるジャック・ミラーが1番速い。」
トレーニング
「体調はすごく良い。昨年苦しんだ負傷から100%回復した。監禁生活の良いところは、いつも以上にフィジカルトレーニングができること。アンドラではようやく2時間だけだけど、トライアルバイクに乗ることができる。まずはバイクの感触を取り戻したい。規制緩和が進めば、スーパーモタードやモトクロスをしたみたいけど、ケガをしてしまうから、100%にならないように気をつけないといけない。」
ミル「スズキと僕は一緒に成長している」
It was fantastic to have another Virtual Media Meet-Up yesterday, this time with Joan Mir! So many of our journalist friends had questions to ask after the recent news! ???? @MotoGP #SUZUKing @JoanMirOfficial #SuzukiStaySafe pic.twitter.com/R98H8g0AG1
— Team Suzuki Ecstar (@suzukimotogp) May 7, 2020
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