KTMのテストチームに所属するダニ・ペドロサは、オフィシャルウェブのインタビューに応え、プロトタイプマシンRC16の開発状況と課題を明白に説明。
「テストを始めてから、バイクは改善され、幾つかの変更に関しては、ライダーたちが気に入ってくれた。その変更は異なるライディングスタイルに適応するということ。これは本当に重要だ。」
「チャンピオンシップで出くわす条件に対して、バイクをより適応させることにトライしている。1つレース、もしくは1つの条件でグッドなリザルトを獲得できるバイクに興味はない。各トラックでバイクをステップアップさせたい。」
「1つの問題はオーバーテイキング。グリッドの後方からスタートすると難しい。前方のライダーたちを追走しているとき、グリップに苦しんでいるのを見るけど、おそらく、ブレーキングで詰めてもアドバンテージを活かせないかもしれないから、僕たちはバイクをどのように改善するかを研究している。予選が良くなくても、オーバーテイクをするために、コーナーで上手く走れるようにしなければいけない。」
「KTMと僕は、機能しないことを協議している。ライダーたちからもグリップ、旋回、ブレーキング、スピードなど気に入らないことのレポートが提出されていることから、沢山のことを変更している。勝つために必要な正確な情報を沢山得ることができる。これはトップ5に進出するためではない。勝つためだ。ライダーたちはキャリアを通じて勝ってきたから、何が必要なのか分かっている。」
「(KTMと僕の間では)考え方とアプローチは少し異なる。特にバイクの良いところ、悪いところを受け入れられるか、受け入れられないのかが異なる。時々シンプルに『申し訳ないけど、これは機能しないから、変更が必要だ。そうじゃないと、上位進出という結果を獲得できない』とハッキリ言う。確かに各バイクには開発の段階があり、全く新しい場合には、直ぐに勝つことは期待できないけど、第二段階に入り、バイクが開発されると、細かいところの作業を始められる」と、開発状況を説明した。
ペドロサがKTM機の開発を語る
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