『FIM CEV REPSOL』~第7戦&第8戦バレンシア大会が開催

サーキット・リカルド・トルモでシーズン最後の2連戦。前戦で骨折した西村が復帰予定。

国際モーターサイクリズム連盟の主催大会『FIM CEV REPSOL』は、今週末にスペインのサーキット・リカルド・トルモで開催。10月31日に第7戦スペイン・バレンシア大会、翌日の11月1日日に最終戦スペイン・バレンシア大会が行われ、23か国から105名、地元スペインから最多の34名が集結する。

Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』
13か国から39名(スペイン13名、イタリア6名、日本4名、フランス3名、イギリス3名、チェコ2名、オーストラリア2名、ドイツ1名、ウクライナ1名、タイ1名、インドネシア1名、マレーシア1名、ブラジル1名)がエントリー。

残り3レース、75ポイントのタイトル争い。今季2勝を挙げた総合1位のチャビエル・アルティガス(スペイン)に対して、前戦のアラゴン大会で3連勝を挙げた『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』王者のイザン・グエバラ(スペイン)が10ポイント差に急接近。

今季ニッコロ・アントネッリと鈴木竜生の負傷代役を務めた総合3位のホセ・フリアン・ガルシア(スペイン)と『Red Bull Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』で総合1位に進出するペドロ・アコスタ(スペイン)は、41ポイント差と42ポイント差。数字上では逆転の可能性が残っている。

日本勢は、総合9位の真崎一輝(まさきかずき)、総合14位の松山拓磨(まつやまたくま)、有田光(ありたひかる)が参戦。第5戦アラゴン大会の公式予選1で転倒した際に左脚の脛骨と腓骨を骨折し、バルセロナ市内の病院で手術を受けた西村硝(にしむらしょう)は、復帰を目指し、初日のセッションで回復具合を確認する。

Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』
6名のスーパーストック600を含む22名が12か国(ドイツ4名、スペイン3名、イタリア3名、イギリス2名、日本2名、タイ2名、マレーシア1名、アンドラ1名、オーストリア1名、スイス1名、ポーランド1名、フィンランド1名)から集結。

残り2レース、50ポイントのタイトル争い。史上初の6レース連続優勝を含む7勝を挙げた総合1位のヤリ・モンテッラ(イタリア)と全9レースで表彰台を獲得する総合2位のニキ・トゥーリ(フィンランド)のポイント差は23。前戦で2勝を挙げた総合3位のアレッサンドロ・ザッコーネ(イタリア)は41ポイント差。

FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™ワールドカップ)』に今季初参戦した総合4位のアレハンドロ・メディナ(スペイン)、総合6位のチャビ・カルデルス、総合13位のルーカス・トゥロビッチ(ドイツ)は、今季2度目の表彰台を狙えば、ドミニケ・エガーターがスポット参戦。来季の『Moto2™クラス』復帰を視野に存在感を見せたいところ。

『Moto2™クラス』に参戦するイェスコ・ラフィンの体調不良により、連続して5戦に代役参戦したピオトル・ピエシエキルスキ(ポーランド)が参戦を予定。

日本勢の羽田太河(はだたいが)は初表彰台、石塚健(いしずかたけし)は、ポイント圏内の進出を目指す。

European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』
15か国から44名(スペイン18名、フランス4名、イタリア4名、オランダ3名、イギリス2名、ポーランド2名、オーストラリア2名、アメリカ2名、カナダ1名、日本1名、マレーシア1名、ドイツ1名、スイス1名、アイルランド1名、コロンビア1名)が参戦。

残り2レース、50ポイントのタイトル争い。優勝4回と2位4回を獲得して総合1位に進出するダビド・アロンソ(コロンビア)と4レース連続優勝で28ポイント差まで接近したユルゲン・ファン・デン・グールベルグの息子ゾンタ(オランダ)の一騎打ち。

『Red Bull Rookies Cup』で初優勝を挙げた総合3位のイバン・オルトラ(スペイン)は、初優勝を目指し、総合13位の佐古大次郎(さこだいじろう)は、今季初の表彰台を狙う。