『MotoGP™クラス』プレビュー~6人によるタイトル争い

総合1位ミルにクアルタラロ、ビニャーレス、モルビデッリ、ドビツィオーソ、リンスが挑戦。

第13戦ヨーロッパGPは、サーキット・リカルド・トルモで11月6日(金)に初日、8日(日)に決勝レースを開催。前戦テルエルGPでクラス最多となる6度目の表彰台を獲得したジョアン・ミルは、シーズン4度目最後となる3連戦、当地での2連戦の初戦にポイントリーダーとして乗り込み、確実に表彰台を積み重ねながら、初優勝を追求する。

モーターランド・アラゴンでの2連戦でポイント差を引き離された総合2位のファビオ・クアルタラロ、総合3位のマーベリック・ビニャーレス、総合5位のアンドレア・ドビツィオーソ、優勝でポイント差を詰め、逆転の可能性を掴んだ総合4位のフランコ・モルビデッリと総合6位のアレックス・リンスは、ポイントリーダーの前でフィニッシュし、ギャップを詰め、プレッシャーをかけたいところ。

最高峰クラス45戦目で初のポールポジションを獲得した総合7位の中上貴晶、表彰台争いが可能なことを証明した総合13位のアレックス・マルケスは、表彰台、そして、優勝に挑み、総合19位のカル・クラッチローは、激痛に襲われた右肩の回復具合を初日に確認。

最高峰クラス5年目で優勝2回、表彰台3回を獲得したKTM。総合8位のポル・エスパルガロ、総合10位のミゲール・オリベイラ、総合12位のブラッド・ビンダーは、テストライダーのダニ・ペドロサが実施したプライベートのデータを参考に再び上位争いに挑む。

アラゴンでの2連戦で厳しい状況に追い込まれたドゥカティ勢。特に2戦目で1戦目のトータルレースタイムを更新できなかったドビツィオーソと2レース連続してリタイアしたフランチェスコ・バグナイアは、ドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロがプライベートテストで収集したデータを参考に巻き返しを図る。

アプリリアは、出場停止が科せられているアンドレア・イアンノーネの代役にテストライダーのロレンソォ・サバドーリを実戦を通じたテストをプログラムの着手も視野に入れ初招集する。

タイムスケジュール
11月5日(木)
17時00分(01時00分): プレスカンファレンス
11月6日(金)
10時55分(18時55分): フリー走行1(45分間)
14時30分(22時30分): フリー走行2(45分間)
11月7日(土)
10時55分(18時55分): フリー走行3(45分間)
14時10分(22時10分): フリー走行4(30分間)
14時50分(22時50分): 公式予選1(15分間)
15時15分(23時15分): 公式予選2(15分間)
11月8日(日)
10時00分(18時00分): ウォームアップ走行(20分間)
14時00分(22時00分): 決勝レース(27ラップ)

過去5年間の決勝レースリザルト
2019年-ドライコンディション
優勝:マルク・マルケス(ホンダ)
2位:ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)+1.026秒差
3位:ジャック・ミラー(ドゥカティ)+2.409秒差

2018年-ウェットコンディション
優勝:アンドレア・ドビツィオーソ(ドゥカティ)
2位:アレックス・リンス(スズキ)+2.750秒差
3位:ポル・エスパルガロ(KTM)+7.406秒差

2017年-ドライコンディション
優勝:ダニ・ペドロサ(ホンダ)マルク・マルケス(ホンダ)
2位:ヨハン・ザルコ(ヤマハ)+0.337秒差
3位:マルク・マルケス(ホンダ)+10.861秒差

2016年-ドライコンディション
優勝:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
2位:マルク・マルケス(ホンダ)+1.185秒差
3位:アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)+6.603秒差

2015年-ドライコンディション
優勝:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
2位:マルク・マルケス(ホンダ)+0.263秒差
3位:ダニ・ペドロサ(ホンダ)+0.654秒差

VideoPass(ビデオパス)』では、第13戦ヨーロッパGPの開催前日プレスカンファレンスから決勝レース後のプレスカンファレンスまで完全網羅の生中継で配信