最終戦ポルトガルGPまでタイトル争いが繰り広げられた中量級は、ポルティマオ・サーキットとヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでプライベートテストを実施。来季に向けて始動した。
最終戦の舞台に延滞したのは、チーム内での昇格により、来季中量級に初挑戦するアルベルト・アレナス、小椋藍、ラウール・フェルナンデス。好天候に恵まれたファイナルレース翌日に『250cc』から『765cc』のトライアンフ製エンジンを搭載した『Moto2™バイク』に乗り換え作業に着手すれば、新天地に移籍する軽量級のセルジオ・ガルシア、鳥羽海渡、ニッコロ・アントネッリ、山中琉聖、中量級から軽量級に転向するアンディ・ファリド・イズディハール、来季参戦2年目となるカルロス・タタイもテストに参加。國井勇輝は、昨年8月の第10戦チェコGPで他車から追突された際に骨折した右手首に埋めていた固定プレートの除去手術をバルセロナ市内の大学病院で受けることからテストを見送った。
最終戦後にイベリア半島を東へ約350kmに移動した7チームは、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで2日間のテストを実施。初日は雨に見舞われたが、2日目最終日はドライコンディションの中、モトアメリカ王者として中量級に初参戦するキャメロン・ボビエが軽量級から昇格するトニー・アルボリーノ、チェレスティーノ・ヴィエッティ、バリー・バルトゥスと共に『Moto2™バイク』を初走行。
新天地に移籍するトーマス・ルティ、ステファノ・マンツィ、ロレンソォ・バルダッサーリ、ハフィス・シャーリンは、同じチームから継続参戦するマルコ・ベツェッキ、マルセル・シュロッター、マルコス・ラミレス、シモーネ・コルシと共にテストプログラムに取り掛かった。
『Moto2™クラス』と『Moto3™クラス』は、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで来年3月16日から3日間のオフィシャルテストを予定している。
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