『FIM MiniGP World Cup』~新たなプロットフォーム誕生

『Road to MotoGP™』のプログラムとして、国や地域で統一されるワンメイクカップを開催。

FIM国際モーターサイクリズム連盟は28日、ドルナスポーツと共に『Road to MotoGP™』の新たなプラットフォームとして、『FIM MiniGP World Cup(ミニGPワールドカップ)』の開催を発表した。

世界各地で開催される大会を同じ傘下に置き、統一及び標準化することで、世界中のヤングライダーたちに平等なプラットフォームを提供。『MotoGP™世界選手権』に向けた技術と機会、両側面の強化を目的に開催する。

『FIM MiniGP World Series(ミニGPワールドシリーズ)』は、1か国以上の国、または地域の連盟が運営。シリーズの各レースは、競技を標準化する目的で同じ競技規則及び技術規則に準拠する。

レースは、国際モーターサイクリズム連盟または国内連盟によって設定された最低基準を満たすカートサーキットで開催され、最低のレース距離も設定される。参加者の年齢は10歳から14歳。イタリアのオーバレが製造する『Ohvale GP-0 160』を使用し、シングルタイヤサプライヤーとなるピレリがイベント毎にタイヤを割り当てる。

開催日程は、最低4戦の8レース。各レース最低15人のレギュラーライダーがエントリー。最初のイベントは2021年7月までに開催され、最終戦を2021年10月17日までに実施。

国内、地域、大陸で開催される全てのシリーズのチャンピオンには、『MotoGP™世界選手権』最終戦開催の前の週に先立って開催されるワールドファイナルに参加する機会が提供される。

ワールドファイナルの勝者は、年齢と出身地、国籍に応じて、キャリアの次のステップとなる『Road to MotoGP™』のプログラム(イデミツ・アジア・タレント・カップ、ホンダ・ブリティッシュ・タレント・カップ、ノーザン・タレント・カップ、ヨーロピアン・タレント・カップの選考会参加または直接の参戦)への参加が確保される。