ドゥカティのファクトリーチーム、ドゥカティ・レノボ・チームのチーム発表会でドゥカティレッドのツナギに初めて袖を通したフランチェスコ・バグナイアは、ファクトリーライダーとして責任の重さを痛感し、キャリア最大の挑戦に位置付けた最高峰クラス3年目の意気込みを語った。
「目標はタイトル獲得。それがオフィシャルライダーとして期待されること。5位や6位でフィニッシュすることではない。良いレースを1つしても、悪いレースを2つすることはできない。2018年を再現させたい。『Moto2™クラス』でまだ1勝も挙げていなかったけど、2年目に初優勝を挙げた後には、ビックなことを考え始めた。」
「ジャックも僕もファクトリーチームで大きな責任を背負うことは分かっている。プレッシャーはポジティブだし、後押しにもなる。これは僕のキャリアにおいて、最大の挑戦となる。多くのライダーたちがトライして、僅か1人しか成し遂げられなかった。アンドレア・ドビツィオーソとダニロ・ペトルッチの後継者となることは簡単ではない。彼らは素晴らしい仕事をした。ドビは3年連続して総合2位を獲得。そのうちの1回はタイトル獲得に近づいた。」
『VR46 Riders Academy』に所属することから、10年前の2011年から2年間所属したバレンティーノ・ロッシと比較されることについては、「今のバイクは、バレが走らせたバイクとは全く違う。当時からほぼ全員のスタッフたちが入れ替わっているし、全く違うプロジェクトが進んでいる。」
「所属した多くのライダーたちは、ドゥカティ機を乗りこなすことができなかった。ドビも開発が進んだ後に結果が出始めた。バレが望むような結果を得られなかったのは、これが理由だと思う。彼と比較しない。それは不可能だから。今のバイクは当時よりも戦闘力があるから、比較は不可能だ」と説明。
24歳のイタリア人ライダーは、ドゥカティ・レノボ・チームと共に開幕戦カタールGPの開催地ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される3月6日からのオフィシャルテストに参加する。
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