『MotoE™ World Cup』~エリック・グラナド最終日に驚愕時計

シミュレーションで圧倒的な速さを誇示したドミニケ・エガーター2番手、大久保光10番手

Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』のオフィシャルテスト3日目、最終日は14日、開幕戦スペイン大会の開催地、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、レースシミュレーションで11番手だったエリック・グラナドが3度目、最後のセッションのラストラップでオールタイムラップレコード(1分47秒584)と6週間前に当地で開催された前回のテストで記録したベストタイム(1分47秒553)を非公式ながら大幅に更新する1分47秒065を叩き出して、連続してテスト総合1番手に進出。

エネルジカ製の電動自動二輪車『EGO CORSA(エゴ・コルサ)』とミシュランタイヤの戦闘力が高まっていることが証明された。

最終日は雲に覆われ、気温が18度までしか上昇しなかったドライコンディションの中、最初のセッションから多くのライダーたちがタイムアタックを実行。2日目に実施された8ラップのレースシミュレーションで2番手に10.419秒差の大差を広げたドミニケ・エガーターは自己ベストを更新して0.041秒差の総合2番手。

前回のテストに引き続き、新人勢が台頭。アレッサンドロ・ザッコーネ、フェルミン・アルデグエル、ミケール・ポンス、ヨニー・エルネンデェスがトップ10に進出すれば、2年目のチャビエル・カルデルスは3番手、ルーカス・トゥロビッチは9番手。

現王者ルーカス・トゥロビッチは0.777秒差の総合6番手。前王者マッティオ・フェラーリは1.636秒差の総合12番手。

前回62ラップを周回して総合12番手だった大久保光は、63ラップを周回して1.177秒差の総合10番手に浮上した。

18名のレギュラーライダーたちは一旦解散。5月2日の開幕戦に参戦するため、15日後の4月29日に当地に再集結する。

3日間総合リザルト(非公式)
1. エリック・グラナド:1分47秒065(66ラップ)
2. ドミニケ・エガーター:+0.041秒差(62ラップ)
3. チャビエル・カルデルス:+0.527秒差(57ラップ)
4. アレッサンドロ・ザッコーネ:+0.602秒差(57ラップ)
5. フェルミン・アルデグエル:+0.695秒差(56ラップ)
6. ジョルディ・トーレス:+0.777秒差(52ラップ)
7. ミケール・ポンス:+0.923秒差(63ラップ)
8. ルーカス・トゥロビッチ:+1.020秒差(58ラップ)
9. ヨニー・エルネンデェス:+1.168秒差(56ラップ)
10. 大久保光:+1.177秒差(63ラップ)
11. マッティア・カサデイ:+1.318秒差(55ラップ)
12. マッティオ・フェラーリ:+1.636秒差(69ラップ)
13. マリア・エレーラ:+1.656秒差(54ラップ)
14. アンドレア・マントヴァーニ:+1.697秒差(54ラップ)
15. コランタン・ペロラーニ:+1.735秒差(51ラップ)
16. ケビン・ザンノーニ:+2.412秒差(62ラップ)
17. ジャスパー・イウェマ:+2.4509秒差(51ラップ)
18. アンドレア・ピレス:4.222秒差(73ラップ)

ベストレースラップ:1分47秒656(2020年エリック・グラナド)
オールタイムラップレコード:1分47秒584(2020年エリック・グラナド)

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