『FIM MiniGP World Series』~開催発表会

国際モーターサイクリズム連盟とドルナスポーツが新設大会の目的と概要を説明

FIM国際モーターサイクリズム連盟は5日、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットのプレスカンファレンスルームで『MotoGP™世界選手権』の商業権を所有するドルナスポーツと共に、『Road to MotoGP™』の新たなプラットフォーム『FIM MiniGP World Series(ミニGPワールドシリーズ)』の開催発表会を実施。

ワンメイク大会として使用されるミニバイクを製造する『Ohvale (オーバーレイ)』とシングルタイヤサプライヤーとしてタイヤを供給する『Pirelli(ピレリ)』の代表者が出席。新たにパートナーとして『MOTUL(モチュール)』から支援が受けられることが発表された。

同連盟は、世界各地で開催される大会を同じ傘下に置き、統一及び標準化することで、世界中のヤングライダーたちに平等なプラットフォームを提供し『MotoGP™世界選手権』に向けた技術と機会、両側面の強化を目的に開催することを説明。

『FIM MiniGP World Series(ミニGPワールドシリーズ)』は、1か国以上の国、または地域の連盟が運営。シリーズの各レースは、競技を標準化する目的で同じ競技規則及び技術規則に準拠する。

レースは、国際モーターサイクリズム連盟または国内連盟によって設定された最低基準を満たすカートサーキットで開催され、最低のレース距離も設定される。参加者の年齢は10歳から14歳。使用するバイクは『Ohvale GP-0 160』。ピレリがイベント毎にタイヤを割り当てる。

開催日程は、最低4戦の8レース。各レース最低15人のレギュラーライダーがエントリー。最初のイベントは2021年7月までに開催され、最終戦を2021年10月17日までに実施。

国内、地域、大陸で開催される全てのシリーズのチャンピオンは、『MotoGP™世界選手権』バレンシアGPの前の週に開催を予定するワールドファイナルに参加する機会が提供され、勝者は年齢と出身地、国籍に応じて、キャリアの次のステップとなる『Road to MotoGP™』のプログラム:イデミツ・アジア・タレント・カップ/ホンダ・ブリティッシュ・タレント・カップ/ノーザン・タレント・カップ/ヨーロピアン・タレント・カップの選考会参加または直接の参戦が提供される。

『ミニGPワールドシリーズ』はフランス、イタリア、マレーシア、オランダ、北米、スペイン、イギリスで開催することが既に決まっているが、今回新たにアルペ・アドリア、インドネシア、アイルランド、ポルトガル、カタールでの開催が発表された。

MiniGP World Series PressConference, Gran Premi Monster Energy de Catalunya
MiniGP World Series PressConference, Gran Premi Monster Energy de Catalunya
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