グレシーニ・レーシングは30日、グレシーニ家とチームがエミリア・ロマーニャ州知事のステファノ・ボノッチーニと共に昨年12月末から約2ヶ月間、ファウスト・グレシーニが新型コロナウイルスが原因で入院したボローニャ市内の病院を訪れ、葬儀時から寄付を募り、その寄付金で複数の臨床シナリオを再現できる技術的に高度なアクセサリーを備えた3つのシミュレーターマネキンを購入し、地域医療ユニットの救急科トレーニングセンターに寄付した。
ナディア・パドバーニ・グレシーニ(チームオーナー兼チームプリンシパル)
「新型コロナウイルスが原因の合併症により、長い入院中に、ファウストと私たち家族を絶え間なく支援してくれたボローニャのカルロ・アルベルト・ピッツァルディ・マッジョーレ病院に専従する集中治療室の全ての医療従事者、特に主治医ニコラ・シローニに心から感謝します。残念なことに、彼の臨床状況の進行は私たち全員が望むものではありませんでした。」
「入院中、ファウストは医療関係者を支援するために何らかの寄付をする意向を表明し、私と息子たちは彼の意志を引き継ぐことが重要だと考え、私たちとモータースポーツの世界に尽くしてくれた最愛のファウストの記念として、全ての寄付を病院に提供するために直ぐに銀行口座を開設しました。マッジョーレ病院のトレーニング及びシミュレーションルームの建築に貢献してくれた全ての人たちに感謝します。彼らの寄付により、緊急事態に備えて医療従事者をトレーニングするための一連のコンピューター化されたマネキンを購入することができました。」
「このシミュレーションルームは、ファウスト・グレシーニと命名され、この高度に専門化された領域を可能にしてくれた全ての人たちが思うように、私たちはそれを誇りに思い、光栄に思います。」
2月23日、ファウスト・グレシーニが新型コロナウイルスの感染が原因で他界。4月29日、ナディア・パドバーニが遺志を継ぎ、チームオーナー兼チームプリンシパルに就任。6月17日、ドゥカティ・コルセとの間で2021年から2年間のパートナーシップに合意し、最高峰クラスのインディペンデントチームとして参戦することを発表した。
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