『Moto3™クラス』プレビュー~新王者ペドロ・アコスタがホーム凱旋

注目はガルシア、フェナティ、マシア、アントネッリの総合3位争い

最終戦バレンシアGPは、サーキット・リカルド・トルモで11月12日に初日、14日に決勝レースを開催。前戦エミリア・ロマーニャGPで年間6勝目を挙げたペドロ・アコスタがチャンピオンとして、ホームグランプリに登場。来季中量級に昇格することが決まっているころから、軽量級でのラストレースとなる。

自己最高位の総合2位が決定したデニス・フォッジャは、継続参戦する来季を視野に入れ、キャリア初のポールポジションと年間6勝目を目指す。

2年前に初優勝を挙げ、昨年連続2位を獲得したセルジオ・ガルシアを中心に12ポイント差のロマーノ・フェナティ、13ポイント差のジャウメ・マシア、23ポイント差のニッコロ・アントネッリが総合3位を争う。

チーム部門はレッドブル・KTM・アジョ、ルーキー・オブ・ザ・イヤー部門はペドロ・アコスタに決定。コンストラクター部門はKTMとホンダの争い。ポール・トゥ・ポールズ部門は、3度のポールポジションを獲得したロマーノ・フェナティに2度のトップグリッドを獲得したジャウメ・マシア、ダーリン・ビンダー、アンドレア・ミニョ、鈴木竜生が挑戦。

無責任な走行により、2戦の出場停止が科せられていた総合12位デニス・オンジュが復帰。総合16位ガブリエル・ロドリゴは左肩の負傷が原因で欠場することから、『Moto3™ジュニア世界選手権』のホセ・アントニオ・ルエダが代役として招集される。

注目は、ボエ・アウルライドの来季ラインアップ、SIC58・スクアドラ・コルセとMT・ヘルメット‐MSI・レース・テックの1枠。第5戦フランスGPで表彰台を獲得した総合22位リッカルド・ロッシ、総合25位の國井勇輝、総合26位マキシミリアン・コーフラの去就にも注目が集まる。

来季中量級に昇格する総合1位のペドロ・アコスタ、総合4位のロマーノ・フェナティ、総合11位のジェリミー・アルコバ、最高峰クラスに飛び級する総合7位のダーリン・ビンダーにとっては軽量級のラストグランプリ。

『Moto3™クラス』の決勝レースは、11月14日現地時間11時00分、日本時間19時00分スタート。『motogp.com』ではフリー走行1から全セッションの生中継で配信。

タイムスケジュール
11月12日(金)
09時00分(17時00分): フリー走行1(40分間)
13時15分(21時15分): フリー走行2(40分間)
11月13日(土)
09時00分(17時00分): フリー走行3(40分間)
12時35分(20時35分): 公式予選1(15分間)
13時00分(21時00分): 公式予選2(15分間)
17時00分(01時00分): 公式予選プレスカンファレンス
11月14日(日)
08時40分(16時40分): ウォームアップ走行(20分間)
11時00分(19時00分): 決勝レース(23ラップ)
15時20分(23時20分): チャンピオン写真撮影会
21時00分(05時00分): MotoGP™アワード

過去の決勝レースリザルト
2020年ヨーロッパ-ドライコンディション
優勝:ラウール・フェルナンデェス(KTM)
2位:セルジオ・ガルシア(ホンダ)+0.703秒差
3位:小椋藍(ホンダ)+1.005秒差
2020年バレンシア-ドライコンディション
優勝:トニー・アルボリーノ(ホンダ)
2位:セルジオ・ガルシア(ホンダ)+1.142秒差
3位:ラウール・フェルナンデェス(KTM)+1.297秒差
2019年-ドライコンディション
優勝:セルジオ・ガルシア(ホンダ)
2位:アンドレア・ミニョ(KTM)+0.005秒差
3位:チャビエル・アルティガス(ホンダ)+0.180秒差
2018年-ウェットコンディション
優勝:ジャン・オンジュ(KTM)
2位:ホルヘ・マルティン(ホンダ)+4.071秒差
3位:ジョン・マックフィー(KTM)+6.130秒差
2017年-ドライコンディション
優勝:ホルヘ・マルティン(ホンダ)
2位:ジョアン・ミル(ホンダ)+3.760秒差
3位:マルコス・ラミレス(KTM)+3.877秒差
2016年-ドライコンディション
優勝:ブラッド・ビンダー(KTM)
2位:ジョアン・ミル(KTM)+0.056秒差
3位:アンドレア・ミニョ(KTM)+0.081秒差

 

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、最終戦バレンシアGPのフリー走行1から決勝レースまで全セッションを完全網羅 の生中継で配信