『Moto3™クラス』プレビュー~経験が利益となるか?

アルゼンチン経験者はフォッジャ、ガルシア、ミニョ、鳥羽、マシア、鈴木、佐々木、ロッシ、カラスコの9人

第3戦アルゼンチンGPは、今週末にテルマス・デ・リオ・オンドで開催。決勝レースは3日現地時間12時00分、日本時間24時00分にスタート。前戦インドネシアGPで今季初優勝を挙げたデニス・フォッジャがポイントリーダーとして、2018年と2019年に走行経験がある当地で、ライバルたちとのアドバンテージ拡大を目指す。

当地でのレース経験があるのは、3年前に優勝を挙げた総合12位ジャウメ・マシア、総合4位アンドレア・ミニョ、総合17位リッカルド・ロッシ。ウォームアップ走行で負傷したことで決勝レースの出走をキャンセルした総合2位セルジオ・ガルシアを含めた4人は経験値を活かして、フォッジャとのポイント差を詰めに行く。

当地初挑戦となる総合3位イサン・グエバラ、総合5位デニス・オンジュ、総合7位カルロス・タタイ、総合8位チャビエル・アルティガスらがトラックに素早く適応し、序盤2戦の勢いを維持したいところ。

多くのライダーたちが当地を初めて訪れることから、トラック経験値のハンディキャップがあまりない新人勢の総合11位ディオゴ・モレイラ、総合13位エリア・バルトリーニ、総合14位ダニエル・オルガド、総合16位イバン・オルトラ、総合20位マリオ・アジらは、前戦に続き、適応能力を試す機会。

2度のレース経験がある鈴木竜生鳥羽海渡佐々木歩夢は、ヨーロッパラウンドが始まる前に、アルゼンチンとオースティンの2連戦でポイントリーダーとのギャップを確実に詰めるために上位進出を目指し、初訪問となる山中琉星は、ステップ・バイ・ステップでトラックに適応し、3戦連続のポイント圏内、2度目のシングルフィニッシュを狙う。

2月にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施したプライベートテストで右足首を骨折した古里太陽はデビューを予定。トレーニングアクシデントで椎骨を骨折したジョン・マックフィーは2戦連続の欠場。

アルゼンチンGP過去のリザルト
2019年
優勝: ジャウメ・マシア(KTM)
2位: ダーリン・ビンダー(KTM)
3位: トニー・アルボリーノ(ホンダ)
2018年
優勝: マルコ・ベツェッキ(KTM)
2位: アロン・カネト(ホンダ)
3位: ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)
2017年
優勝: ジョアン・ミル(ホンダ)
2位: ジョン・マックフィー(ホンダ)
3位: ホルヘ・マルティン(ホンダ)
2016年
優勝: カイルール・イダム・パウイ(ホンダ)
2位: ホルヘ・ナバーロ(ホンダ)
3位: ブラッド・ビンダー(KTM)
2015年
優勝: ダニー・ケント(ホンダ)
2位: エフレン・バスケス(ホンダ)
3位: イサック・ビニャーレス(ハスクバーナ)
2014年
優勝: ロマーノ・フェナティ(KTM)
2位: アレックス・マルケス
3位: ジャック・ミラー(KTM)

第3戦アルゼンチンGPタイムスケジュール
4月1日(金)
09時00分(21時00分): フリー走行1(40分間)
13時15分(01時15分): フリー走行2(40分間)
4月2日(土)
09時00分(21時00分): フリー走行3(40分間)
12時35分(24時35分): 公式予選1(15分間)
13時00分(01時00分): 公式予選2(15分間)
4月3日(日)
10時00分(22時00分): ウォームアップ走行(10分間)
12時00分(24時00分): 決勝レース(21ラップ)

 

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